2025年に開催が予定されている国際博覧会「大阪・関西万博」の準備が、いよいよ本格的な加速を見せています。運営主体である日本国際博覧会協会は、2020年1月24日までに、万博の心臓部とも言えるパビリオン構想や展示演出を指揮する「プロデューサー」を2020年4月から6月の間に決定する方針を明らかにしました。今回の万博では、一人の天才に全てを委ねるのではなく、複数の専門家が手を組む「チーム制」の導入を検討しているとのことで、どのような布陣になるのか早くも注目が集まっています。
選ばれたプロデューサー陣は、2020年秋ごろに公表される予定の「基本計画」の策定から早速チームに加わる見込みです。この基本計画とは、会場の建設やインフラ整備、具体的な運営方針などを網羅した、万博全体のグランドデザイン(全体構想)となる重要なロードマップを指します。ネット上やSNSでは「いよいよ万博が動き出すワクワク感がある」「未来のクリエーターたちがどんな世界を見せてくれるのか今から待ちきれない」といった、期待に満ちた声が数多く寄せられていました。
今回の体制で興味深いのは、役割が4つの専門部門に細分化され、それぞれが連携し合う点でしょう。まず、会場内のインフラや装飾を担う「会場デザインプロデューサー」と、来場者がスムーズに入退場し心地よく回遊できる仕組みを考える「会場運営プロデューサー」が基盤を作ります。さらに、魅力的なイベントのメニューを組み立てる「行催事プロデューサー」が花を添え、万博の核心であるテーマの理解を促す「フォーカスエリアプロデューサー」が全体のメッセージ性を深める役割を果たします。
人選を巡っては、次世代を担う若いクリエーターを主体にすべきだという先進的な意見が目立つ一方で、巨大プロジェクトを動かすには高い調整能力を持つベテランの総合プロデューサーも不可欠だという見方もあります。私は、この双方のバランスこそが万博成功の鍵を握ると考えます。デジタルネイティブな若手の奇抜なアイデアを、経験豊富な実力者が現実の形へと落とし込む。そんな世代を超えた化学反応が起きるチーム編成が実現すれば、今回の万博は歴史に残る素晴らしい祭典になるでしょう。
コメント