四国地方で深刻化する労働力不足に、一石を投じる画期的な試みが始まりました。伊予鉄グループの伊予鉄総合企画が、2020年1月24日に愛媛県松山市へ新たな研修拠点をオープンしたのです。その名も「!センター愛媛」という、思わず目が留まるユニークな名称が付けられています。ここでは、パソコンを用いた定型業務を自動化するテクノロジー「RPA」の専門技術者を育てるための、実践的なカリキュラムが提供される仕組みです。
RPAとは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略称で、これまで人間が手作業で行っていたデータ入力や書類作成などの事務作業を、ソフトウエアのロボットが代行してくれる仕組みを指します。この技術が普及すれば、劇的な業務効率化やコスト削減が期待できるでしょう。SNS上でも「地方の中小企業こそRPAが必要」「事務作業が自動化されれば、よりクリエイティブな仕事に時間を割けるようになる」と、大きな期待を寄せる声が続々と上がっています。
今回のプロジェクトは、RPAテクノロジーズおよびグッドライフという、東京の先進企業2社との共同運営で実現しました。2019年11月に福岡市に誕生した施設に続く、全国で2カ所目の最先端拠点となります。地方都市におけるデジタル化を加速させる、非常に意義深い一手だと言えます。画一的なeラーニングとは異なり、受講者が主体的に学べる少人数制を採用している点が特徴で、きめ細やかなサポート体制が大きな魅力です。
気になる研修内容は、7時間30分で集中して学べる基礎講座などが用意されています。各回の定員をわずか5人に絞ることで、講師と受講生の距離が近く、質問しやすい環境が整えられました。受講料は税別2万9800円からに設定されており、本格的なITスキルを習得する投資としては非常に手頃な価格です。導入企業の従業員がツールの活用ノウハウをマスターすれば、社内の業務改善スピードは一気に加速するに違いありません。
少子高齢化に伴う深刻な人手不足は、現代の日本、特に地方にとって避けては通れない死活問題です。こうした課題に対し、単に人を採用するのではなく「テクノロジーの力で現場の負担を減らす」というアプローチは、非常に理にかなっています。この愛媛の地から多くのIT人材が育ち、四国全体のビジネスシーンがよりスマートで活気あるものへと変わっていく未来が、今からとても楽しみでなりません。
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