未破裂脳動脈瘤手術の病院選びで後悔しない!症例数・執刀数が命を救う鍵となる理由と最新治療の最前線

脳の血管に突然現れる、恐ろしい「こぶ」。それが未破裂脳動脈瘤(みはれつのうどうみゃくりゅう)です。もしこれが破裂してしまうと、命に関わる「くま膜下出血」を引き起こし、最悪の場合は約半数もの方が命を落とすという非常に危険な病気です。このこぶの大きさが7ミリメートルを超えると破裂の危険性が一気に高まると言われていますが、実は場所や形状によっては破裂する確率が1%未満というケースも珍しくありません。だからこそ、発見されたからといって慌ててメスを入れるのではなく、治療すべきかどうかの見極めが極めて重要になってくるのです。

インターネット上のSNSや医療コミュニティでも、この病気に関する反響は非常に大きく、多くの関心を集めています。「脳ドックで偶然見つかって頭が真っ白になった」「手術すべきか経過観察にすべきか、セカンドオピニオンを含めて本当に悩む」といった、突然の診断に戸惑う切実な声が数多く投稿されています。脳動脈瘤は全人口の3%から5%という決して低くない割合で見つかるもので、高血圧や毎日の飲酒、喫煙習慣が影響していると考えられています。医療機器の進化によって発見される機会が増えた現代だからこそ、私たちは信頼できる病院選びの基準を知っておく必要があります。

スポンサーリンク

あなたの体を守る2つのアプローチ!「クリッピング術」と「血管内治療」の違いとは?

実際に治療を行うとなった場合、選択肢は大きく分けて2つの方法が存在します。1つ目は、頭を開けて顕微鏡で見ながら、こぶの根元を小さな金属製のクリップでがっちりと挟み込む「クリッピング術」です。この手術の最大のメリットは再発率が非常に低い点にありますが、頭蓋骨に穴を開けるため手術時間が長くなり、患者さんの体にかかる負担、いわゆる低侵襲(ていしんしゅう:体へのダメージが少ないこと)の観点からはどうしても重くなってしまうのが課題です。

そしてもう1つが、体への優しさを最優先した「血管内治療(けっかんないちりょう)」です。こちらは足の付け根などの血管から「カテーテル」と呼ばれる細い管を脳まで滑り込ませ、こぶの内部に極細のプラチナ製のコイルを詰め込んで血流を遮断する方法です。傷口が小さく回復も早い一方で、時間の経過とともにコイルが縮んで再発するリスクがあり、術後も定期的な検査や、血液をサラサラにする抗血栓薬(こうけっせんやく)の服用を続けなければならないという注意点があります。

全国トップクラスの医療機関が実践する「分業制」と「客観的なチェック機能」

日本経済新聞社が公開データを基に実施した「日経実力病院調査」によると、未破裂脳動脈瘤の手術実績で全国1位に輝いた富永病院(大阪府大阪市浪速区)では、クリッピング術が114例、血管内治療が186例と、どちらの治療法でも圧倒的な経験値を誇っています。こちらの病院の強みは、開頭手術を専門とする脳外科医と、カテーテル治療を専門とする脳血管内治療医が完全に分業している点にあります。どちらか一方の治療に偏ることなく、患者さんにとって本当にベストな選択肢を提示できる環境が整っているのです。

また、全国2位の実績を持つ埼玉医科大学国際医療センター(埼玉県日高市)では、全国の大学病院で唯一となる、開頭手術に特化した「脳卒中外科(のうそっちゅうげか)」を設置しています。こちらのセンターでは外科医だけでなく内科医も治療方針の決定に加わっており、「本当に今すぐ手術が必要なのか」を客観的に見極めるチェック機能を果たしています。医療において、単一の視点だけでなく複数の専門医が意見を出し合うことは、患者さんの安心感に直結する素晴らしい取り組みだと私は確信しています。

名医が教える病院選びの絶対条件と、大型のこぶを新技術で狙い撃つ最新医療

富永病院の富永紳介理事長は、手術中の予期せぬトラブルに冷静に対処するためには、最低でも通算200例から300例の経験則が必要だと指摘しています。そして病院を選ぶ際は、年間症例数や主治医がこれまでに執刀した数を遠慮なく質問することを推奨しています。さらに、最先端の治療として2015年から健康保険の適用が始まっている「フローダイバーター留置術」という画期的な手法にも注目が集まっています。これは、こぶがある血管に非常に目の細かい金属製の筒(ステント)を留置し、こぶの中へ血液が流れ込むのを物理的にブロックして血栓化させる最先端のカテーテル治療です。

現在は10ミリメートル以上の大型の動脈瘤が対象ですが、治療技術の進歩により、近いうちに5ミリメートル以上の患者さんにも適用が拡大される見通しとなっています。医療技術は日々凄まじいスピードで進化しており、将来的には未破裂脳動脈瘤の半分以上がこの方法で、より安全かつ簡単に治療できるようになると期待されています。大切なのは、破裂の確率や手術のリスクに関する正確なデータを複数の医師から提示してもらい、最終的に納得のいく選択をすることです。信頼できる主治医とともに、大切な命を守る一歩を踏み出してみませんか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました