九州のトレンド発信地として知られる「キャナルシティ博多」をはじめとする福岡地所の商業施設が、外国人観光客にとってさらに身近で便利なスポットへと生まれ変わります。同社は2020年1月16日から、運営する5つの主要な商業施設において、香港と韓国で広く普及している最先端の決済サービスを順次スタートすることを発表しました。
今回新たに仲間入りするのは、香港の「アリペイ香港(HK)」と、韓国で絶大なシェアを誇る「カカオペイ」の2種類です。これらは「QRコード決済」と呼ばれる仕組みで、スマートフォンの画面に表示されたバーコードやQRコードを店舗側が読み取ることで、瞬時にお買い物が完了する非常に画期的なシステムとなっています。
すでに導入されている中国の「アリペイ」などと合わせることで、同社の施設ではアジア圏の主要な4大ローカル決済サービスが網羅されることになりました。これにはSNS上でも「財布を持たずに旅行できるエリアが広がって嬉しい」「アジアからの観光客がさらに増えそう」といった、利便性の向上を歓迎する好意的な声が多数寄せられています。
特にアジア圏からの旅行者が急増する2020年1月25日からの「春節(旧正月)」という大型連休を目前に控えたこの時期の導入は、まさに絶妙なタイミングと言えるでしょう。慣れない日本の紙幣や硬貨の手続きに煩わされることなく、母国と同じ感覚でスムーズにショッピングを楽しめる環境を整えることは、顧客の満足度を高める上で極めて重要です。
いわゆる「インバウンド(訪日外国人観光客)」の獲得競争が激化する昨今において、こうした受け入れ態勢の強化は地域の経済活性化にも直結する素晴らしい施策だと私は確信しています。言葉の壁を越えて買い物をシームレスにするテクノロジーの力は、これからの日本の観光業を支える大きな柱になるに違いありません。
福岡地所の視線は、すでにその先にある東南アジアの市場へと向けられているようです。同社は今後、マレーシアやシンガポールといった国々で親しまれているローカル決済サービスの導入も視野に入れており、国境を越えたおもてなしのアップデートはこれからも目が離せません。
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