人気居酒屋チェーン「鳥貴族」の勢いが止まりません。2019年12月の既存店売上高が、なんと1年11カ月ぶりに前年実績を上回る快挙を達成しました。このニュースにSNSでは「やっぱりトリキは最高」「メニューが変わってから行く頻度が増えた」といった歓喜の声が溢れています。多くのファンに愛され続ける理由が、今回の好調な数字にも如実に表れた形と言えるでしょう。
今回の業績回復を牽引したのは、矢継ぎ早に繰り出された緻密な店舗改革です。これまでは定番メニューが中心でしたが、改定の頻度を大幅に増やすことで、顧客を飽きさせない工夫を凝らしました。さらに、人気の「食べ飲み放題プラン」の条件を見直したほか、消費税が引き上げられた後にはお得感のあるキャンペーンを絶妙なタイミングで打ち出しています。こうした仕掛けが、見事にファンの心を掴んだのです。
さらに注目すべきは、単に売上を伸ばすだけでなく、店舗の運営コストを徹底的に管理した点にあります。専門用語でいう「販管費(販売費及び一般管理費)」、つまり広告費や店舗の光熱費、人件費といった、お店を維持するために必要な諸経費を大幅に削減しました。売上を伸ばしつつ無駄な出費を抑えるという、極めて健全な経営努力が実を結び、同社は大幅な利益の増加を見込んでいます。
私個人の視点としても、この鳥貴族の復活劇には深く感銘を受けました。単なる安売り路線に頼るのではなく、メニューの鮮度向上や緻密なコスト管理という「飲食業の基本」を愚直にブラッシュアップしたことが、最大の勝因だと確信しています。消費者のニーズを素早く察知して変化できる柔軟性こそが、厳しい外食産業を生き抜くために最も重要な要素ではないでしょうか。
三大商圏の壁を越える!地方都市への進出で始まる新たな挑戦
鳥貴族の攻勢は、これまでの出店エリアの枠組みをも大きく飛び越えようとしています。同社はこれまで、関東、関西、東海のいわゆる三大商圏に絞って店舗を構えてきました。しかし、その戦略を大胆に見直し、現在は東北や九州といった地方都市での市場調査を精力的に進めている段階です。日本全国の「トリキファン」にとって、この地方進出の準備はまさに朗報と言えます。
地方展開を成功させるため、商品開発のスピードをさらに加速させる方針も掲げられました。その地域でしか味わえない限定メニューや、特定の季節にしか登場しない期間限定の料理を投入することで、新しい顧客を呼び込む構えです。これまではお店が身近になかった地域の方々にも、鳥貴族の魅力が届く日は近いでしょう。この意欲的な取り組みにより、最終的な経営成績も黒字化へ向かう見通しです。
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