千葉市のIRカジノ誘致見送りに激震!熊谷俊人市長の電撃撤回と幕張新都心の未来を編集部が徹底解説

千葉市がカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を見送るという、衝撃的なニュースが飛び込んできました。2020年1月7日に開催された記者会見において、熊谷俊人市長は現在の国のスケジュールに沿った誘致活動を行わないと発表したのです。2019年末までは前向きな姿勢をのぞかせていただけに、この急転直下の最終決断は関係各所に大きな波紋を広げています。SNS上でも「驚いたけれど賢明な判断」「幕張の未来はどうなるのか」といった多くの意見が飛び交い、トレンド入りするほどの注目を集めています。

熊谷俊人市長は記者会見の席で、2019年12月に入ってから見送りの方向へ傾き始めたと語りました。その表向きの背景として挙げられたのが、2019年9月9日に千葉県を襲った台風15号の存在です。甚大な災害からの復旧を優先する中で、IRを精査するための「十分な時間が確保できない」という理由です。しかし、市は2019年10月15日から2019年10月28日にかけて民間企業から具体的な構想案を募集したばかりでした。8社もの事業者がこれに応じ、まさに個別面談を行っている最中の出来事だったのです。

2019年12月6日の市議会において、市長は「幕張新都心エリアでの事業成立を示唆する内容だ」と前向きな評価をしていました。それだけに、多額の資金を投じて準備を進めていた地元企業の幹部が悔しさをにじませるのも当然と言えます。推進派の市議からは「市長の完全な独断だ」との批判も噴出しています。実は、この決断の裏には、2019年12月25日に自民党の秋元司衆院議員が収賄容疑で逮捕されたカジノ汚職事件が影を落としています。千葉地盤の白須賀貴樹衆院議員にも家宅捜索の手が及び、クリーンなイメージが揺らぎかねない状況でした。

専門用語を少し解説しますと、MICE(マイス)とは国際会議や展示会などのビジネスイベントの総称で、IRはこのMICE施設とホテルやカジノを一体化させたリゾートのことです。巨額の経済効果が期待できる一方で、今回の贈収賄事件のような政界の不正や依存症への懸念が常に付きまといます。熊谷俊人市長自身、汚職に関わったとされる中国企業の元顧問らと過去に面会していた経緯もあり、世論の逆風を敏感に察知したのでしょう。政治的リスクをいち早く回避したこの判断は、危機管理の観点から非常に鋭いものだと私は評価します。

さらに、幕張新都心の開発主体である千葉県との「足並みの乱れ」も決定打となりました。森田健作知事は「まずは地元との合意を固めてから県に話を持ってきてほしい」と冷ややかな態度を崩さず、具体的な協議は最後まで行われませんでした。市長は会見で「今後の有効な戦略としてIRの研究は続ける」と含みを持たせましたが、地元のホテル関係者からは「一帯の成長ビジョンを明確に示してくれないと困る」との困惑の声が上がっています。疑惑を避けた判断は支持できますが、市は早急に幕張の新しい青写真を描くべきです。

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