高校を早期に卒業して大学へと進学する「飛び入学」の制度に、新たな風が吹き込まれようとしています。千葉大学は2022年春に入学する受験生を対象とした入試から、工学部総合工学科デザインコースの飛び入学試験において、新たに実技試験を採用することを決定いたしました。
これまでも同大学の総合型選抜(旧AO入試)では実技が課されていましたが、その門戸を高校2年生向けの飛び入学枠にも広げる形となります。この試験では、与えられたテーマに対してその場で実際に作品を制作し、造形センスや柔軟な発想力を証明しなければなりません。
「飛び入学」とは、特定の分野で極めて優れた才能を持つ学生が、高校3年生を飛び越えて大学へ進学できる画期的な教育システムです。今回の変革により、単なる筆記試験の成績だけでなく、モノづくりに対する本質的な適性やポテンシャルを多角的に見極める狙いがあります。
合否の判定は実技試験のスコアだけで決まるわけではなく、工学部の一般選抜前期日程の学力試験、および面接の評価を総合的に合算して下されます。知識の量だけでなく、表現力や人間性までを網羅した非常にバランスの良い選考基準が構築されたと言えるでしょう。
この発表を受けてSNS上では、「デザインのセンスはペーパーテストだけでは測れないから大賛成」「若き天才デザイナーが早期に発掘されるのが楽しみ」といった、期待を寄せるポジティブな声が数多く飛び交い、大きな盛り上がりを見せています。
編集部としては、この実技試験の導入は日本のクリエイティブ教育を底上げする素晴らしい一歩だと確信しています。高校生が自身の感性を若いうちから遺憾なく発揮し、早期に専門的な高等教育を受けられる環境が整うことは、未来の産業界にとっても大きな財産となるはずです。
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