ウサギのフンが地球を救う!?三井物産が挑む排ガス由来の次世代バイオ燃料ビジネスが未来を航空・自動車産業の変革へ導く!

世界中で地球温暖化対策が急務となる中、日本の大手総合商社である三井物産が、非常にユニークかつ画期的な環境ビジネスをグローバルに展開しています。なんと、工場の排ガスを微生物の力で分解し、エコなエタノールを製造するという驚きのプロジェクトです。

この事業の核となるのは、アメリカのスタートアップ企業であるランザテック社が保有する最先端技術です。SNS上でも「ウサギのフンから世界が変わるなんて想像もしなかった」「究極のリサイクル技術だ」と、その斬新なアプローチに大きな注目と期待が集まっています。

ニュージーランドで誕生したランザテック社は、現地のウサギの腸内からある特別な微生物を発見しました。この微生物は、酸素のない環境を好む「嫌気性細菌(けんきせいさいきん)」と呼ばれるもので、排ガス成分を食べて分解する驚異の能力を持っています。

具体的な仕組みとしては、製鉄所などで発生する二酸化炭素や一酸化炭素、水素をタンクに集め、この細菌と反応させることで、燃料となるエタノールや合成ゴムの原料を生み出します。従来の化学触媒を使う方法に比べて、エネルギーコストを大幅に抑えられる点が大きな強みです。

従来のバイオ燃料といえば、トウモロコシやサトウキビといった作物を原料にするのが一般的でした。しかし、これには「燃料用に作物を使いすぎると食料価格が高騰する」という、いわゆる「食料との競合問題」という深刻なデメリットが常に付きまとっていたのです。

その点、ゴミとして捨てられるはずの工場の排ガスを利用するこの新技術であれば、食料危機を招く心配は一切ありません。環境負荷を減らしながらエネルギーを自給自足できるこの仕組みは、まさに人類が待ち望んだ理想的な持続可能システムであると確信しています。

三井物産は2014年にランザテック社へ約20億円を出資し、すでに取締役も派遣して国内外への売り込みを強化しています。その成果は実を結びつつあり、2018年には中国の鉄鋼大手の製鉄所にて、約50億円を投じた世界初の商用化プラントが稼働を開始しました。

この中国の工場では、年間4万5000トンものエタノールが生産され、現地の自動車用ガソリンにブレンドされています。さらに、この波はヨーロッパにも波及しており、ベルギーやインドの大手企業も相次いでこの革新的な設備の導入計画を進めている状況です。

この技術の凄みは自動車だけに留まらず、空の旅にも革命を起こそうとしています。ランザテック社は、排ガスから航空機用の「ジェット燃料」を製造する技術も確立しており、厳しい国際的な品質規格である「ASTM」の認証も見事にクリアしているのです。

日本の航空業界もいち早く動いています。ANAは2019年06月にこのバイオ燃料の購入合意を発表し、2019年10月にはボーイング社からの新造機をアメリカから羽田空港へ空輸する際、この燃料をタンクに注入して試験飛行に大成功を収めました。

また、イギリスのヴァージン・アトランティック航空も、2018年10月にこの排ガス由来の燃料を使用した世界初の商用フライトを成功させています。ジャンボジェット機がアメリカからイギリスまで問題なく大空を駆け抜けた実績は、世界中に大きな衝撃を与えました。

航空業界では、2021年から国際機関による二酸化炭素の排出規制が一段と厳しくなる予定です。さらに業界団体は2050年までに排出量を半減させる目標を掲げていますが、機体の軽量化といった従来の努力だけでは、この高い壁を乗り越えることは到底不可能です。

環境活動家の行動をきっかけに、ヨーロッパでは飛行機に乗ることを恥とする風潮まで生まれています。このような強い逆風に立ち向かうためにも、航空各社にとって、これまでの常識を覆す全く新しいクリーンテクノロジーの導入は、生き残りをかけた絶対条件なのです。

これまで化石燃料の分野で圧倒的な強さを誇ってきた三井物産ですが、2018年07月に「エネルギー&イノベーション部」を新設し、未来のクリーンエネルギーへ舵を切りました。ウサギ由来の小さな命が、世界の空をグリーンに変える未来の到来を心から応援します。

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