タイの玄関口が、まるでSF映画のような近未来の空間へと生まれ変わろうとしています。タイの通信最大手であるアドバンスト・インフォ・サービス(AIS)は、2020年1月28日にウタパオ空港との間で、最先端テクノロジーを駆使した実証実験を行う覚書を締結しました。
今回のプロジェクトの主役は、次世代の超高速通信規格「5G」と、最先端の人工知能(AI)を搭載した案内ロボットです。このロボットたちが広い空港内を巡回し、旅行客を目的地までスムーズに導いたり、必要な情報をリアルタイムで提供したりする「スマート空港」の実現を目指します。
ネット上では「未来の旅行が楽しみ」「ロボットの案内なら言葉が通じなくても安心できそう」といった期待の声が早くも寄せられています。言語の壁を越えたスムーズなサポートは、初めてタイを訪れる外国人観光客にとっても心強い味方になるに違いありません。
実験の舞台となるウタパオ空港は、人気リゾート地であるパタヤの近郊に位置し、現在は旅客ターミナルの拡張工事が急ピッチで進んでいます。バンコクにある既存の2つの主要空港が混雑の限界に達しつつある今、この空港への期待は非常に高まっている状況です。
さらに、首都圏の3つの空港をわずか約1時間で結んでしまう画期的な高速鉄道の建設プランも進行しています。これによってアクセスが劇的に向上するため、ウタパオ空港を利用する旅行者の数は、今後さらに膨れ上がることが確実視されているのです。
5Gがもたらす航空業界のイノベーション
ここで注目したいのが「5G」という技術です。これは現在主流の4Gに比べて「超高速」「大容量」「遅延がほとんどない」という劇的な進化を遂げた通信規格のことで、自動運転や遠隔医療など、多方面での活用が期待されています。
AISは2020年2月に予定されている電波競売への参加を表明しており、どこよりも早い5Gの商用化に向けて並々ならぬ熱意を燃やしています。同社の法人ビジネス部門を率いるヨンシット氏も、今回の試みが航空業界における5G活用の先駆的なモデルケースになることを強く期待しています。
人手不足が深刻化する世界の航空業界において、通信技術とロボットの融合はまさに救世主と言えるでしょう。単なる利便性の向上にとどまらず、空港というエンターテインメント空間をより刺激的に演出してくれる、素晴らしい取り組みだと確信しています。
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