2022年の北京冬季オリンピックへ向けた、アイスホッケー男子日本代表の熱い戦いがついに幕を開けようとしています。2020年2月3日現在、代表チームはスロベニアで開催される五輪3次予選G組に挑む準備を整えています。世界ランキング23位の日本にとって、五輪出場枠というわずか12の席を勝ち取る道のりは、まさに険しき挑戦といえるでしょう。
今回、日本代表が突破を目指す予選は、2020年2月6日から9日にかけて行われます。出場する4チームの中で頂点に立った国だけが、8月の最終予選へとコマを進めることができる仕組みです。世界を相手にする過酷な環境下で、日本代表を率いる岩本裕司監督が勝利の命運を託したのは、北米で武者修行を積む2人の若きフォワード、平野裕志朗選手と佐藤航平選手です。
世界を知る海外組と「ファストホッケー」の融合
岩本監督が彼らに寄せる期待は、極めて明確です。「試合を優位に進めても、肝心な場面での得点力不足に泣くことが多い」という日本代表の長年の課題を、海外で揉まれた2人の決定力で解消しようとしています。特に、ECHL(北米のプロリーグ、NHLから見て3軍相当)で活躍する平野選手と、NCAA(全米大学体育協会)1部リーグで主力に成長した佐藤選手の加入は、チームにとって大きな武器となるはずです。
そもそもアイスホッケーにおける「ポイント」とは、ゴールを決めた得点と、ゴールをアシストしたパスの合計数を指します。佐藤選手は今季、大学リーグで7得点を記録する急成長ぶりを見せており、ゴール前へ果敢に切り込むプレーが光ります。一方の平野選手は、振りかぶって放つ強力なシュート「スラップショット」が最大の武器です。現地でも「その速さはNHLでも通用する」と評される弾丸シュートは、相手ディフェンスにとって脅威に違いありません。
悲願の五輪出場へ向けた戦術と展望
この攻撃陣を支えるのが、国内アジアリーグで高い技術を証明してきた中島彰吾選手です。パックコントロールに秀でた中島選手と平野選手を組み合わせることで、得点力を最大化しようという岩本監督の青写真には、非常に理にかなった魅力を感じます。日本代表の強みである、敏しょう性と持久力を武器にした運動量で勝負する「ファストホッケー」の完成度には、大きな注目が集まることでしょう。
ネット上のスポーツコミュニティでも、「海外組の経験値がチーム全体にプラスをもたらすはず」「この予選を勝ち抜いて、勢いそのままに最終予選も突破してほしい」と、ファンの期待感が高まっています。予選の対戦相手は、クロアチア、リトアニア、そしてホスト国のスロベニアです。一昨季の対戦結果を振り返ると、決して油断できない相手ばかりですが、チーム一丸となってこの壁を乗り越えてほしいと強く願わずにはいられません。
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