2020年2月4日現在、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が懸念される中、日本列島はまさに本格的な受験シーズン真っ只中です。本来であれば一生懸命勉強の成果を発揮するべき大切な時期ですが、今年は大学や予備校にとって、これまでにない厳しい警戒が求められる事態となっています。慣れ親しんだ試験会場でさえ、空気はピリピリと張り詰めているといっても過言ではないでしょう。
そんな状況下、多くの大学が感染リスクを抑えるために、試験中のマスク着用を全面的に認める方針に切り替えています。中には明治学院大学のように、これまで以上に積極的にマスク着用を呼びかけるところも出てきました。試験官もマスク姿で試験に臨むなど、会場全体が感染予防のために一丸となって取り組んでいる様子が伺えます。受験生にとっても、周囲への配慮とともに、自らの身を守るための意識が高まっています。
特別措置と現場の奮闘
感染症に対する異例の対応も取られています。近畿大学では、もし新型肺炎に罹患してしまった受験生がいた場合、3月に実施予定の後期日程に受験を振り替えられる措置を講じました。これは2009年度の新型インフルエンザ流行時以来の極めて珍しい決断です。もちろん、大学側も「振り替え」を前提にするのではなく、少しでも感染リスクを減らして安全な環境を提供しようと必死です。
名城大学の現場では、消毒液が不足するという事態に直面しました。業者の納入が間に合わないと知るやいなや、大学職員たちが地元のドラッグストアを駆け回り、消毒液をかき集めたというエピソードには、受験生を何とか守りたいという大学関係者の切実な想いが伝わってきます。こうした大人の努力が、受験生の不安を少しでも軽減してくれることを願わずにはいられません。
予備校の現場では、さらに緊張感が増しています。北九州予備校では、入館時にマスクを着用していない人の立ち入りを制限するほどの徹底ぶりを見せました。福岡市の博多駅校では、マスクを忘れた来校者に対して、なんと8000枚もの備蓄マスクを配布したといいます。SNS上でも「会場がマスクだらけで驚いた」「自分を守るためにも徹底したい」といった声が上がっており、多くの人がこの状況に理解を示しています。
受験生からは「過度に怖がりすぎず、勉強に集中したい」といった声も漏れています。体調管理に気を配ることは、もはや学力の一部といっても過言ではありません。この難局を乗り越え、実力を発揮できる環境が一日も早く整うことを、私も心から願っています。受験生の皆さんは、どうか周囲の大人を信じて、今は目の前の学習に打ち込んでいただきたいと思います。
コメント