2020年2月4日、製薬業界の注目企業である小野薬品工業より、新たな人事体制が発表されました。今回の発表によれば、2020年3月1日に谷幸雄氏がコーポレートコミュニケーション統括部長に就任する予定です。谷氏は現在、常務執行役員広報を務めており、今回の人事は同社の広報戦略における重要な布陣変更といえるでしょう。
広報機能の集約で加速するコミュニケーション戦略
このたび新設されるコーポレートコミュニケーション統括部長というポストは、単なる広報の枠を超え、企業全体の情報を統合し、社会やステークホルダーに対して一貫性のあるメッセージを発信する役割を担います。製薬企業にとって、自社の研究開発や企業姿勢を正確かつタイムリーに伝えることは極めて重要です。専門用語でいえば、企業価値を正しく市場や社会に伝えるための「レピュテーションマネジメント(評判管理)」をより高度化させる狙いがあるはずです。
SNS上では、「小野薬品の広報体制が変わるのか」「新体制での発信に期待したい」といった声が上がっており、業界内外から高い関心が寄せられています。私自身、製薬会社の広報という仕事は、高度な専門知識と社会に対する高い倫理観が求められる難易度の高い分野だと感じております。今回の谷氏の就任により、同社がどのような新しい対話の形を構築していくのか、その手腕に注目が集まります。企業の成長には、社内の技術力を外部にどう伝えるかという「橋渡し」が不可欠であり、今回の人事が企業の飛躍につながることを期待せずにはいられません。
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