巨人・菅野智之の覚醒なるか!30歳で挑む驚きのフォーム改造と「20勝」への道

2020年2月4日、プロ野球界の視線は、沖縄でキャンプを行う巨人のエース・菅野智之投手に注がれています。30歳という節目の年齢を迎え、彼はあえて大きな変化に挑んでいます。それは、長年築き上げてきた投球フォームの抜本的な改造です。2020年2月2日に今キャンプで初めてブルペンに入った際、その姿は周囲を驚かせました。

これまでとは全く異なる、左脚を上げる前にグラブを右肩の上まで担ぎ上げる独特のスタイルを披露したのです。計32球を投げ終えた菅野選手は、自身の投球に確かな手応えを感じていました。「コーナーへ意図通りに投げ込めていますし、ボール自体にも力強さが宿っている」と、その表情は充実感に満ちています。

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悔しさを糧に。不振を脱する「変化」の決断

実は昨シーズン、チームは5年ぶりのリーグ優勝を果たしましたが、菅野選手にとっては苦しい1年でした。3年連続の2桁勝利となる11勝は挙げたものの、防御率は3.89とプロ入り後ワーストの結果に終わったからです。防御率とは、1試合完投した場合に平均して何点に抑えるかを示す数値で、投手の実力を測る重要な指標です。

この数字が悪化した背景には、度重なる腰痛により、シーズン中に3度も戦線を離脱せざるを得なかったという深刻な事情がありました。本人が「あまり振り返りたくない」と語るほど悔しかった屈辱を晴らすため、あえて変える必要のなかったフォームの見直しという、勇気ある決断を下したのです。

1月に参加した自主トレでは、ソフトボール女子日本代表の上野由岐子選手らと研鑽を積みました。その際、専門家から「下半身より先に腕から始動する」体の使い方を助言され、体の軸を安定させる重要性を再確認したといいます。現状維持こそが衰退への道であると悟った彼の、強い覚悟がそこにはありました。

新フォームがもたらす投球の幅と、広がる可能性

今回の新フォームについて、菅野選手は「体重移動がスムーズになり、何よりもバランスが向上しました。制球力も確実に高まるはずです」と自信をのぞかせます。実際、この変化は変化球にも好影響を与えています。ブルペンで球を受けた小林誠司捕手が、「曲がり出してからホームベースに届くまでの変化量や、回転数を示すスピン量が素晴らしい」と絶賛するほどです。

これまでスライダーやカットボールといった、横方向に変化する球種を得意としてきた菅野選手ですが、今回の改造により「縦に割れるカーブ」が新たな武器として磨かれています。さらに、「フォークボールも今まで以上に鋭く落ちる感覚がある」と手応えを感じており、投球の幅が大きく広がろうとしています。

このニュースに対し、SNS上ではファンの期待が高まっています。「30歳でフォームを変える決断がすごい」「今年は20勝達成して、東京五輪での活躍も期待したい!」といった応援の声が続出しています。ファンにとっても、エースが貪欲に進化を追い求める姿は、見ていて胸が熱くなるものがあるのでしょう。

既に2020年シーズンの開幕投手が内定している菅野選手。その先には東京五輪、そしてメジャーリーグ挑戦という夢が続いています。1年間タフに投げ抜くための「体への負担を減らすフォーム」は、まさに夢への懸け橋です。私自身、30歳という成熟期に現状を打破しようとするその姿勢に、心からの敬意を表したいと感じています。

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