ものづくり大国・日本を支える企業の底力が、いよいよ発揮される局面が訪れたのかもしれません。機械セクターの有力企業であるナブテスコは、2020年2月7日に驚きの業績予想を発表しました。なんと、2020年12月期の連結純利益が、前の期と比べて29%も増加し、231億円に達する見込みだというのです。これには世界共通のルールである「国際会計基準」が適用されていますが、グローバルな比較でも同社の成長性の高さが浮き彫りになりました。
この劇的なV字回復 of 背景には、世界的な設備投資の復活があります。これまで世界経済の足を引っ張っていた米中貿易摩擦による冷え込みから、ついに脱却する兆しが見えてきました。同社が強みを持つ、産業用ロボットの心臓部とも言える「精密減速機」の需要が大きく伸びる予測です。精密減速機とは、モーターの回転速度を落として大きな力を生み出し、ロボットの関節などを正確に動かすための極めて重要な部品を指します。この分野での同社の圧倒的なシェアが、業績を強力に牽引する原動力となるでしょう。
自動車や鉄道の投資本格化でさらなる高みへ
さらに、2020年12月期の売上高は5%増の3030億円、本業の儲けを示す営業利益は26%増の320億円を見込んでいます。特に2020年の下半期からは、自動車業界の設備投資が本格的に動き出す計画となっており、大いに期待したいところです。これに伴い、油圧機器と減速機を合わせた事業の部門営業利益だけでも、15%増の183億円に達する勢いを見せています。加えて、海外向けの鉄道車両用機器の販売も順調に拡大する見通しであり、同社の多角的な強みが遺憾なく発揮される1年になるに違いありません。[/p>
一方で、懸念材料とされていた米ボーイング社の主力機「737MAX」の生産停止問題についても、同社は冷静な構えを崩しません。同日に開かれた記者会見において、寺本克弘社長は「2020年1月と2月の出荷はない」と明言しました。しかし、このマイナス要因はすでに今回の業績予想に織り込み済みとのことです。リスクをあらかじめ想定内に収め、それでもなお大幅な増益を叩き出す計算を立てている点に、経営陣の先見性と並々ならぬ自信が感じられ、非常に頼もしい印象を受けます。[/p>
ネット上のSNSでも今回の発表は大きな話題を呼んでおり、「ナブテスコの見通しが強気で安心した」「ロボット需要の復活は製造業全体の明るいニュースだ」といった歓喜の声が相次いでいます。懸念されたボーイング問題への適切な対処に対しても、投資家からは好意的な評価が集まっている状況です。一時的な逆風に動じることなく、世界の自動化・省力化ニーズを捉え続ける同社の姿勢は、今後の日本企業が目指すべき理想像と言えるのではないでしょうか。これからの動向から目が離せません。
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