拉致被害者家族会の決意と焦燥…有本嘉代子さんの遺志を継ぎ「全被害者の即時一括帰国」へ結集する祈り

北朝鮮による拉致問題が未だ解決の糸口を見出せない中、被害者家族たちの切実な叫びが再び響き渡りました。2020年2月9日、拉致被害者の家族会と支援組織「救う会」が東京都内で合同会議を開催し、政府に対してすべての拉致被害者を直ちに、かつ一斉に帰国させるよう求める運動方針を再確認したのです。

この会議は、2020年2月3日に拉致被害者である有本恵子さんの母親、嘉代子さんが息を引き取られた直後という、深い悲しみの中で行われました。最愛の娘との再会を果たせぬまま旅立った母の無念を想うと、胸が締め付けられるような痛みを覚えずにはいられません。国家による主権侵害であり、重大な人権蹂躙である拉致問題の解決には、一刻の猶予も許されないのです。

会議後の記者会見では、横田めぐみさんの弟であり家族会事務局長を務める横田拓也さんが、嘉代子さんの強い願いを胸に刻み、全力を尽くして戦い抜く覚悟を語りました。SNS上でもこの発言に対し、「これ以上親世代の悲劇を繰り返してはならない」「政府は実効性のある行動を」といった、家族の決意に共感し応援する声が相次いで寄せられています。

一方で、田口八重子さんの長男である飯塚耕一郎さんは、残酷に流れる時間と家族の「高齢化」という厳しい現実に直面している焦燥感を吐露しました。被害者家族の多くが高齢となる中、肉親が存命のうちに抱き合うためには、言葉だけの外交ではなく、今すぐ具体的な成果を出すことが日本政府に強く求められているのではないでしょうか。

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