アジアの今を鋭く切り取る英語週刊誌「Nikkei Asian Review」の最新号が、大きな注目を集めています。今回の巻頭特集は、世界中が動向を注視する中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)を巡る激しい攻防です。SNS上でも「米中ハイテク覇権争いの本質が実によく分かる」「ビジネスパーソン必読のテーマだ」といった熱い反響が寄せられており、世界経済の未来を占う一冊として話題を呼んでいます。
本誌が切り込むのは、単なる一企業の動向にとどまらない国家間の覇権争いです。事の発端は、米国の要請を受けたカナダ当局が、2018年12月に同社の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)を逮捕したことに始まります。2020年1月からは米国への身柄引き渡しを巡る本格的な審理が始まっており、事態は緊迫の度合いを増すばかりです。この逮捕劇は、技術覇権を握ろうとする米中両国のプライドがぶつかり合う象徴的な事件と言えます。
さらに米国は、超高速・大容量の次世代通信規格「5G」の整備において、同盟国に対して「ファーウェイ排除」の圧力を強めています。この5Gとは、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT社会の基盤となる重要技術です。安全保障上のリスクを訴える米国と、安価で高性能なインフラを求める現場との間で、カナダをはじめとする同盟国には当惑が広がっています。足並みの乱れは、国際社会の新たな亀裂を浮き彫りにしている印象です。
私は、この問題の本質は単なる通信技術のシェア争いではなく、未来のデータ主権をどちらが握るかという「新たな冷戦」であると考えています。米中の板挟みになる国々の苦悩は、今後の日本にとっても決して他人事ではありません。こうした複雑な国際情勢を、アジアの視点から英語で読み解く経験は、グローバルな視野を養う上で極めて貴重なものになるでしょう。
「Nikkei Asian Review」のプリント版は、ウェブサイトの購読セットのほか、全国の主要書店にて1部545円(税抜き)で購入可能です。東京の主要店舗や大阪のMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店など、身近な書店で手に入ります。激動のアジア情勢をキャッチアップするために、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
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