夜空を見上げるのが楽しみになる素敵なニュースが届きました。国立天文台は2020年2月3日付の官報にて、2021年の「暦要項(れきようこう)」を公式に発表しました。これによると、2021年の春分の日は3月20日、秋分の日は9月23日に決定したとのことです。暦要項とは、国立天文台が毎年発表する翌年の暦のことで、祝日の決定などに使われる非常に重要なデータとなっています。
この発表を受けて、SNS上では「来年のカレンダーが今から楽しみ」「天体観測の計画を立てなくては」といった歓喜の声が早くも寄せられています。特に、星空や宇宙が好きな人たちの間では、すでに大きな盛り上がりを見せているようです。
日本で目撃できるチャンス!2度の月食に大注目
2021年の最大の目玉となるのが、日本国内で実際に目撃できる2回の「月食」です。月食とは、太陽と地球、そして月が一直線に並ぶことで、地球の影の中に月が入り込んでしまう神秘的な現象を指します。
まず大注目なのが、2021年5月26日に発生する「皆既月食」でしょう。この日は、満月が地球の影へと完全に覆い隠されることになります。完全に隠れた月は真っ暗になるのではなく、光の屈折によって幻想的な赤銅色(しゃくどういろ)に妖しく輝くため、息をのむほど美しい光景に出会えるはずです。
さらに、2021年11月19日には「部分月食」も控えています。こちらは満月の一部がまるでかじられたように隠れていく現象です。これほど短い期間に国内で2回も月食が観測できるのは、非常に贅沢な巡り合わせだと言えます。
世界を巡る日食と、編集部が紐解く天体のロマン
一方、太陽が月に隠される「日食」も2021年には2回ほど発生しますが、残念ながらこれらは日本から見ることはできません。2021年6月10日の「金環日食」はカナダやグリーンランド周辺で、同年12月4日の「皆既日食」は南極付近という限られた地域でのみ観測される予定です。
金環日食は太陽の中心が隠れて周囲がリング状に輝く現象であり、一度は生で拝んでみたいものですね。日本で見られないのは惜しいですが、今はインターネットの生配信などで現地の様子を手軽に楽しめる時代ですから、世界中が熱狂する瞬間を画面越しに共有するのも現代的な楽しみ方ではないでしょうか。
私たちは普段、忙しい日常に追われて空を見上げることを忘れがちです。しかし、こうした宇宙の壮大な営みを知ることで、地球もまた広い宇宙の一部なのだと改めて実感させられます。2021年は、ぜひ大切な人と一緒に夜空を見上げ、非日常のロマンに浸る特別な時間を過ごしてみてください。
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