人気スープ専門店「スープストックトーキョー」が、多様な文化を持つ人々を温かく迎えるための素敵な挑戦を始めます。同社は2020年2月17日より、イスラム教の戒律に従って調理されたことを証明する「ハラル認証」を取得した革新的なスープの販売を開始する予定です。この取り組みは、目前に迫る東京五輪・パラリンピックを見据え、世界中から訪れる多様な人々へ向けた食のバリアフリー化を目指したものといえるでしょう。
注目の新メニューは、インドネシアの伝統的な郷土料理をアレンジした「鶏肉のルンダン」です。1杯590円(税別)で提供されるこの一杯は、鶏肉をコク深いココナツミルクと、クミンやコリアンダーをはじめとする9種類の芳醇な香辛料でじっくりと煮込んでいます。特有の甘辛い奥深い味わいが食欲をそそる仕上がりですが、驚くべきは隠し味に日本の伝統食材である「梅干し」が使われている点です。これにより、後味が爽やかで親しみやすい味わいが実現しました。
ここで注目したい「ハラル」という言葉は、アラビア語で「許されている」という意味を持ちます。イスラム教において口にすることが禁じられている豚肉やアルコールを一切含まないなど、厳格な基準を満たしたものだけにこの認証が与えられるのです。スープストックトーキョーは、国内の専門認証工場と手を組み、徹底的に素材と製法を吟味しました。試作を重ねることで、ブランドが誇る高いクオリティと安心安全を両立させています。
徹底した現場のこだわりと広がる期待
店舗での調理や提供方法にも、驚くほどの細やかな配慮が施されています。他のメニューと混ざらないよう専用の鍋を使って温めを行うほか、配膳時のミスを防ぐために店内飲食であっても持ち帰り用のカップで提供する徹底ぶりです。ネット上でも「これでムスリムの友人と一緒にランチに行ける」「スープストックのルンダンなら絶対美味しいはず」といった歓喜の声が寄せられており、一般のファンからも非常に高い関心が集まっています。
記念すべき最初の販売は、大使館が多く集まる広尾店と、訪日外国人に大人気の渋谷マークシティ店の2店舗からスタートします。その後は上野や横浜といった主要エリアへの拡大だけでなく、インターネット通販や企業へのケータリングも視野に入れているようです。私個人としても、誰もが同じテーブルを囲んで笑顔になれるこのような取り組みは、これからの日本の外食産業が歩むべき素晴らしい道筋だと強く感じています。
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