三重県の2020年度予算案発表!アコヤ貝大量死への総合対策や「ホワイトみえ」で挑む地域の未来

三重県は2020年2月12日、一般会計の総額を7407億円とする2020年度の当初予算案を公表しました。今回の予算編成において特に注目を集めているのが、全国的な大問題となっている真珠養殖用のアコヤ貝の大量死に対する独自の総合対策です。SNS上でも「伝統ある真珠産業をなんとか守ってほしい」「地元の死活問題だから素早い対応はありがたい」といった、漁業の未来を心配する声や県への期待が数多く寄せられています。

真珠の輝きを生み出すアコヤ貝ですが、2019年夏には志摩市の英虞湾を中心に、県内だけで約209万個もの貝が死亡する深刻な事態に見舞われました。養殖の土台となる稚貝(ちがい:人工的に孵化させた小さな赤ちゃん貝のこと)や、真珠を育てる母貝(ぼがい)の確保は、今や一刻の猶予も許されない重要課題です。そこで県は、研究機関と手を取り合って稚貝の安定的な生産と供給を急ピッチで進める方針を打ち出しました。

さらに、最先端のテクノロジーを導入して海の状況をリアルタイムで把握する、漁場データの自動観測体制も整えられます。新しく作成した管理マニュアルをベースに、養殖業者の経営をしっかりと支える仕組みも強化する計画です。これらの原因究明システム構築などを合わせた事業に、約9000万円という手厚い予算が盛り込まれました。日本の伝統美である真珠を守るため、科学の力を用いた抜本的なアプローチには大きな価値があると感じます。

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働き方改革と豚熱対策にも注力

今回の予算案では、水産業だけでなく地域の安心や雇用を支える先進的な取り組みも目立ちます。家畜の伝染病である豚熱(CSF)への継続的な防衛策として、野生イノシシの捕獲を一段と強化する新規事業などに、総額で5億7000万円が計上されました。農業の現場を守るための徹底した姿勢が窺えます。一方、中小企業への新たな支援策として「ホワイトみえ」というユニークな認定制度が導入されることになりました。

これは従業員の健康増進に積極的な企業を応援するシステムで、取り組み費用の一部を最大100万円まで補助してくれます。ネット上では「地方でも働きやすい環境が整うのは嬉しい」「就活の選択肢が増えそう」と若者世代を中心に話題です。福利厚生を重視する近年の学生ニーズを捉えたこの施策は、若者の地域定住やUターンを促す起爆剤になるでしょう。企業の魅力向上と産業の維持を両立させる、三重県の挑戦に今後も目が離せません。

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