リゾートトラストの会員権販売が絶好調!デジタル化と横浜の新ホテルが導くV字回復の舞台裏

高級会員制ホテルのトップランナーとして知られるリゾートトラスト株式会社が、非常に興味深い決算を発表しました。2020年2月7日に公開された2019年4月から12月期までの連結決算によると、最終的な儲けを示す純利益が前年の同じ時期と比べて19%も増加し、71億円に達したことが判明したのです。売上高も8%増の1233億円と、非常に勢いのある数字を記録しています。SNS上でも「やはり富裕層向けのビジネスは底堅い」「新しいホテルのブランド力が凄そうだ」といった驚きと期待の声が次々と上がっており、多くの投資家や旅行好きから熱い視線が注がれていました。

この素晴らしい業績を牽引した最大の原動力は、なんといっても2020年夏に誕生を控えている「横浜ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾート」などの会員権販売が極めて好調だったことです。会員制ホテルとは、あらかじめ一定の権利金(会員権)を支払った特定の顧客だけが宿泊できる特別な施設を指します。誰もが泊まれるわけではないという圧倒的なステータス感とプライベートな空間が、目の肥えた富裕層の心をガッチリと掴んだのでしょう。さらに、最先端のIT技術やデジタルマーケティングを巧みに取り入れたことも大きな勝因です。インターネットを用いた効率的な宣伝やデータ分析によって、無駄な販売コストを大幅に削ることに成功しました。

このように素晴らしい成果を上げた一方で、自然災害の脅威にも直面した期間でした。日本列島に大きな爪痕を残した台風19号の影響により、すでに営業している既存のホテルでは、部屋がどのくらい埋まっているかを示す「稼働率」が一時的に落ち込んでしまったのです。また、高齢者向けのシニア施設における入居率も、事前の計画をやや下回る結果となりました。しかし、これほどの大規模な天災に見舞われながらも、会員権の爆発的な売り上げとハイテク技術を駆使したコストカットで見事にカバーしてみせる経営手腕には、ただただ感服するばかりです。

ただし、今後の展開については少し慎重な姿勢を崩していません。同社が提示した2020年3月期の通期(1年間)の業績予想は従来の見通しから据え置かれており、最終的には純利益が19%減の100億円、売上高が5%減の1714億円となる見込みです。後半にかけて慎重な予測を立てている背景には、先ほど挙げた自然災害の余波やシニア事業の立て直しを冷静に見極めようとする意図が透けて見えます。編集部としては、目先の利益に一喜一憂せず、デジタル変革を武器に次世代のファンを確実に増やし続ける同社の戦略は、これからの観光業界の模範になるのではないかと強く感じています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました