中国の湖北省武漢市から政府のチャーター機第1便で帰国し、国内の施設で待機していた方々が、ついに自宅へ戻れる日がやってきました。2020年2月13日、千葉県勝浦市にある「勝浦ホテル三日月」や、埼玉県和光市の税務大学校に滞在していた約160名が、それぞれの家に向けて出発したのです。前日までに移動した方も含めて、経過観察の期間を無事に終え、再検査で「陰性(ウイルスが検出されなかったこと)」が証明された197名全員の帰宅が実現しました。
この喜ばしいニュースに、インターネット上でも大きな反響が巻き起こっています。SNSでは「長期間の隔離生活、本当にお疲れさまでした」「体調を崩さずに戻れて本当に良かった」といった、帰国者を労わる声が溢れました。未知のウイルスへの不安が広がる中で、一歩前進したような明るいニュースに、多くの方が安堵の胸をなでおろしている印象を受けます。何よりも全員が健康な状態で、無事に隔離措置を終えられたことは素晴らしい成果と言えるでしょう。
特に感動を呼んだのは、滞在先となった千葉県勝浦市での心温まる光景です。2020年2月13日の午前9時ごろ、帰国者を乗せた4台のバスがホテルを順次出発する際、地元の住民たちが「お疲れさまでした」と手書きした紙を掲げて見送りました。突然の受け入れ要請に対して、地域が一丸となって彼らを支えた姿勢は、分断や偏見が生じやすい感染症騒動の中で、人間の温かさを思い出させてくれる素晴らしい行動だと私は強く感じます。
実際にホテルで過ごした三重県の30代の男性会社員も、励まし続けてくれた地元の人々へ深く感謝する言葉を述べていました。SNSでもこの見送りの様子が拡散され、「勝浦の人たちの優しさに涙が出た」「今度ぜひこのホテルに泊まりに行きたい」など、地元の対応を称賛するコメントが数多く投稿されています。恐怖に流されず、困っている同胞を温かく包み込んだ勝浦市民のホスピタリティには、本当に頭が下がる思いです。
なお、気になる今後の展開ですが、厚生労働省によると第2便で帰国された方々の再検査結果も、2020年2月13日中に判明する予定となっています。こちらも同じように安全が確認されれば、すぐに帰宅へと進む見込みですから、引き続き動向を見守りたいところです。受け入れ舞台となったホテルは、今後専門の業者によって徹底的な消毒作業が実施され、2020年3月1日の営業再開を目指す方針が政府から発表されています。
今回のような事態では、感染リスクへの恐怖から、滞在施設やその地域に対して心ない声が寄せられるケースも少なくありません。しかし、勝浦市の皆さんが見せたような「他者を思いやる心」こそが、パニックを鎮める最大の特効薬になるのではないでしょうか。デマや偏見に惑わされることなく、お互いを支え合う姿勢を私たちも忘れないようにしたいものです。風評被害に負けず、ホテルが再び活気を取り戻すことを心から願ってやみません。
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