【2019年最新】冷凍食品が止まらない!消費量過去最高289万トンの理由と進化する「おいしさ」

毎日の食卓に欠かせない存在となった冷凍食品ですが、その勢いがとどまるところを知りません。2019年07月01日、日本冷凍食品協会が発表したデータによると、2018年の冷凍食品の国内消費量はなんと289万トンに達しました。これは前年比で1.3%増となり、過去最高を更新するという驚異的な数字です。私たちの生活の中で、これほどまでに「冷食」が浸透していることを、改めて実感させられるニュースではないでしょうか。

この数字を日本の総人口で割ってみると、国民1人あたり年間22.9キログラムもの冷凍食品を食べている計算になります。こちらも前年比1.8%増で、やはり過去最高記録です。背景にあるのは、共働き世帯や単身世帯の増加による切実なニーズでしょう。調理の手間を省き、時間を有効に使いたいという「時短」志向が、便利な冷凍食品への依存度を高めていると言えます。

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災害を乗り越え、輸入野菜が市場を牽引

市場全体が拡大する一方で、内訳を見ると興味深い動きがあります。実は、国内生産量だけで見ると計158万トンとなり、前年を0.8%下回っているのです。これは自然災害の影響や、外食産業の一部が苦戦したことで、業務用商品の動きが鈍かったことが要因として挙げられます。家庭用が伸びても、業務用のマイナス分をカバーしきれなかったというのが実情のようです。

では、なぜ消費量全体が増えたのかというと、輸入が大きく伸びたからです。特に冷凍野菜の輸入量は、ブロッコリーやホウレンソウなどが人気を博し、前年比4.3%増の105万トンと4年連続での増加を記録しました。また、調理済みの冷凍食品輸入も3.6%増えています。国内で作るだけでなく、世界中から便利な食材を取り入れることで、私たちの食卓は支えられているのです。

「おいしい」が当たり前に。進化するラーメンとギョーザ

「冷食」と一括りにしても、その中身は多種多様です。品目別の生産量を見ると、不動の1位はコロッケですが、今注目すべきは「麺類」と「中華」の躍進でしょう。特にラーメン類は6.4%増、ギョーザは5.1%増と、著しい伸びを見せています。かつては「手抜き」の代名詞のように言われたこともありましたが、今や専門店顔負けの味が家庭で手軽に楽しめる時代になったのです。

私自身、最近の冷凍ラーメンのクオリティには舌を巻くばかりです。麺のコシやスープの深みは、レンジで温めただけとは思えない完成度を誇っています。SNS上でも「最近の冷食ラーメン、お店レベルで感動した」「水なしで焼けるギョーザが神すぎる」といった驚きの声が連日投稿されており、その「おいしさ」が口コミで広がり、新たなファンを獲得している様子がうかがえます。

若者はドラッグストアで賢く活用

協会が消費者1250人を対象に行ったアンケート結果も、このトレンドを裏付けています。利用頻度が「増えた」と答えた人は女性で27.5%、男性で23%に上りました。増えた理由の1位はもちろん「簡単・便利だから」ですが、2位に「おいしいと思う商品が増えたから」が入っているのが象徴的です。もはや冷凍食品は、単なる時間の節約術ではなく、積極的な「おいしい選択肢」へと進化を遂げているのです。

購入場所に関しては、依然としてスーパーマーケットが圧倒的ですが、若い世代ほどドラッグストアやコンビニエンスストアを利用する比率が高いというデータも出ています。仕事帰りに薬局で日用品と一緒に冷凍パスタを買う、といったライフスタイルが定着しているのでしょう。いつでもどこでも、高品質な食事が手に入る環境は、忙しい現代人にとって最強の味方と言えるはずです。

編集後記:これからの食卓を変える「スマートな選択」

今回の調査結果を見て私が強く感じるのは、冷凍食品に対するかつてのネガティブなイメージは完全に過去のものになったということです。「手抜き」ではなく、時間を生み出し、かつ美味しい食事を楽しむための「スマートな選択」として、市民権を得たと言えるでしょう。今後はさらに健康志向に対応した商品や、個食化に対応したパッケージなど、よりパーソナルな需要に応える商品が増えていくに違いありません。

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