【ウィンブルドン2019】西岡良仁、4時間の死闘で惜敗!「芝の壁」と次なる進化への苦悩とは?

テニスファンが固唾を呑んで見守った聖地での一戦、2019年7月2日、ウィンブルドン選手権の初戦が行われました。日本の期待を背負う西岡良仁選手が登場し、元世界ランキング8位の実力者、ヤンコ・ティプサレビッチ選手(セルビア)を相手に、なんと約4時間にも及ぶ熱いドラマを繰り広げてくれました。

結果はセットカウント2-3。テニスにおける「フルセット」とは、勝敗が決まる最終セットまでもつれ込む大接戦のことを指しますが、まさに最後の一瞬までどちらが勝つかわからない死闘でした。しかし、最後はベテランの老獪なプレーの前に力尽き、惜しくも初戦突破とはなりませんでした。

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芝コート特有の難しさと西岡選手の苦悩

試合の立ち上がり、第1セットを4-6で落としてしまったことが最後まで響いてしまいました。テニスでは、自分のサーブゲームを相手に奪われることを「ブレーク」と呼びますが、序盤でこのブレークを許したことが痛手となります。西岡選手自身も試合後、「自分のテニスに合っていない」と、ウィンブルドン特有の芝コートに対する苦手意識を吐露しています。

ストローク戦に持ち込んでもなかなか主導権を握れないもどかしさ。西岡選手は「良い展開を作っても、一本良いショットを入れられると劣勢になる」と語り、戸惑いがプレーに影を落としていたようです。23歳のサウスポー(左利き)にとって、テニス界の四大大会(グランドスラム)の中で唯一勝利を挙げられていないこの場所は、依然として厚い壁として立ちはだかっています。

ネット上の感動と、編集部が見る「次なる進化」

この激闘に対し、SNS上では多くのファンがリアルタイムで反応しています。「4時間の激闘、本当にお疲れ様!」「負けたけど感動した」「芝での西岡選手もこれからもっと見たい」といった、敗北を惜しみつつも、その不屈の闘志を称える温かい声が数多く上がっています。深夜まで画面に釘付けになっていたファンも多かったのではないでしょうか。

私自身、西岡選手の小柄ながらも粘り強いテニスにはいつも勇気をもらっています。本人が「芝でのプレー(スタイル)に変えないと難しい」と語ったように、自分のスタイルを環境に合わせて変化させることは、トッププロであっても至難の業です。しかし、この「苦悩」こそが、まだ若い彼をさらに強くする糧になるはずだと信じています。

ウィンブルドンの初勝利はお預けとなりましたが、世界の強豪とこれだけの接戦を演じられる実力は本物です。今日の悔しさをバネに、西岡選手がどのように進化していくのか、私たちメディアも引き続き熱く追いかけていきたいと思います。

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