野村総合研究所が挑む豪州進出の勝算とは?海外売上高1000億円を目指すグローバル戦略の全貌

国内のITソリューション市場で圧倒的な存在感を誇る野村総合研究所が、いよいよ本格的なグローバル展開へと舵を切りました。2019年07月03日現在、同社の海外売上高比率は全体の約11%にとどまっており、国内ビジネスへの依存から脱却することが急務となっています。日本国内で培った高い技術力と信頼をいかにして世界へ波及させるのか、その動向に業界内外から熱い視線が注がれているのです。

こうした状況を打破するため、同社は2022年度までに海外売上高を現在の2倍にあたる1000億円へと引き上げる野心的な中期経営計画を打ち出しました。SNS上では「国内最強のNRIがついに本気を出した」「コンサルとITの融合モデルは海外でも通用するはずだ」といった期待の声が上がる一方で、競合がひしめく国際舞台での戦いを不安視する意見も見受けられ、その戦略の具体性に注目が集まっています。

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あえて米欧を避ける「豪州集中投資」の知略

特筆すべきは、同社が主戦場として選んだのが巨大市場の米国や欧州ではなく、オーストラリアであるという点でしょう。IT業界において米国や欧州は、グローバル大手がしのぎを削るレッドオーシャン、つまり競争が激化し利益を得ることが極めて困難な過酷な市場です。あえてそこを避け、成長性と収益性のバランスが良いオーストラリア市場でトップ10入りを狙う戦略は、非常に合理的で現実的な選択だといえます。

私は、この「選択と集中」の姿勢こそが、野村総合研究所がグローバル企業として脱皮するための鍵になると確信しています。華やかな米欧市場での成功を追うのではなく、着実にシェアを奪える領域を見極める眼力は、同社の冷静な分析力を象徴しているのではないでしょうか。豪州市場での成功事例を積み重ねることで、将来的な世界展開に向けた強固な足がかりが築かれることを、一人の編集者として大いに期待せずにはいられません。

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