米国オハイオ州ダブリンにある名門、ミュアフィールドビレッジ・ゴルフクラブにて、2019年05月31日に「メモリアル・トーナメント」の第2ラウンドが開催されました。この大会は往年の名手ジャック・ニクラスがホストを務めることでも知られる、PGAツアーの中でも格式高い一戦です。初日を30位で終えた日本のエース・松山英樹選手にとって、この日はまさにジェットコースターのような、スリリングかつドラマチックな展開となりました。
この日の松山選手は、なんと2度もの「ダブルボギー」を叩いてしまいます。ダブルボギーとは、そのホールの規定打数(パー)よりも2打多く叩いてしまうことで、スコアメイクにおいては致命傷になりかねない大きなミスです。しかし、ここで心が折れないのが2014年の同大会覇者たる所以でしょう。彼はそのミスを帳消しにするかのように、ピンを攻める攻撃的なゴルフを展開し、計8つもの「バーディ(規定打数より1打少なくあがること)」を量産しました。
結果として、出入りの激しいゴルフながらもスコアを2つ伸ばして「70」でホールアウトし、通算3アンダーの「141」をマークしました。これにより順位も前日の30位から25位へと浮上しています。現在の首位とは6打差という位置につけていますが、これだけの爆発力を見せた松山選手であれば、残りの決勝ラウンドでの大逆転劇も十分に射程圏内と言えるのではないでしょうか。
SNS上では、この激しいスコア変動に対して驚きと称賛の声が相次いでいます。「ダボ(ダブルボギー)を2つ叩いてアンダーパーで回ってくるのが凄い」「8バーディは圧巻!まさに松山劇場だ」「ハラハラしたけど、やっぱり英樹は期待させてくれる」といった、彼の底力に興奮するファンの投稿が多く見られました。不安定な要素がありつつも、それをねじ伏せるパワーにファンも魅了されているようです。
私自身、2度の大きなミスがありながらも攻めの姿勢を貫いた松山選手の強靭なメンタルには脱帽しました。普通なら守りに入りたくなる場面で、果敢にピンを狙い続けるその姿勢こそが、世界で戦うトップランカーの証なのだと感じます。2019年06月01日からの決勝ラウンド、この勢いのままさらに上位へと駆け上がり、再び優勝カップを掲げる姿を見せてくれることに期待せずにはいられません。
コメント