2019年08月02日、北海道内の空港を発着する便を運行している航空4社から、待望のお盆期間における予約状況が発表されました。2019年08月09日から2019年08月18日までの期間、4社合計の予約客数は89万8320人に達し、前年の同時期と比較して3.7%も増加しています。今年の春には10連休という異例のゴールデンウイークがあったため、その反動で夏休みの旅行客が減るのではないかと観光業界では心配されていましたが、蓋を開けてみれば杞憂に終わったようです。
SNS上でもこの活況ぶりは話題となっており、「GWにあれだけ遊んだのに、みんなお盆も北海道に行くなんてタフすぎる!」「チケットが全然取れなくて絶望している」といった驚きや嘆きの声が溢れています。こうした熱狂的な反応からも、北の大地が持つ圧倒的な集客力が伺えるでしょう。特に全日本空輸(ANA)の伸び率は凄まじく、前年比で3.9%の増加を記録しました。驚くべきことに、全ての航空会社が前年の実績を上回るという、まさに「北海道観光の黄金期」とも言える活気を見せているのです。
インバウンドが牽引する関西路線の躍進と、これからの北海道観光への期待
今回のデータで特筆すべきは、北海道と関西圏を結ぶ路線の驚異的な伸び率です。女満別と関西国際空港を結ぶ便が前年比30%増、伊丹から釧路へ向かう便が29%増、そして新千歳と関西国際空港の路線も24%増と、軒並み高い数字を叩き出しました。この背景には、関西国際空港を玄関口として日本を訪れる「インバウンド(訪日外国人観光客)」の存在が大きく影響していると考えられます。海外からのお客様が、大阪や京都を観光した後に北海道へ足を伸ばすという旅行ルートが、完全に定着した証拠と言えるでしょう。
ここで注目したいのは、日本航空(JAL)グループが1%増、スカイマークが8%増、AIRDOが2%増と、各社が着実にファンを増やしている点です。編集者の視点から申し上げますと、この「反動減がない」という状況は、単なる一時的なブームではなく、北海道が通年型の観光地として成熟してきたことを示唆しています。特にSNSでの情報拡散により、定番の札幌以外にも、釧路や女満別といった道東エリアの魅力が広く認知され始めたことが、今回の特定路線の予約急増に繋がったのではないでしょうか。
これほどまでに予約が集中している現状を鑑みると、空港の混雑緩和や、到着後の二次交通の確保が今後の大きな課題となるはずです。しかし、多くの人々が北の大地を目指すという事実は、地域経済にとってこれ以上ない追い風になるに違いありません。この夏、北海道を訪れる幸運な皆様には、ぜひ涼しい気候と絶品のご当地グルメを存分に堪能していただきたいものです。空の便の予約状況は、まさに今の日本が持つ活気と、北海道への根強い愛を象徴しているかのようですね。
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