超小型月面探査車「YAOKI」が挑む宇宙の夢!ダイモンが2021年の月面着陸へ向けて米企業と契約締結

日本の宇宙ビジネスが、また一歩大きな階段を登ろうとしています。東京都大田区に拠点を置くロボット開発スタートアップ、株式会社ダイモンは、自社が開発した超小型の月面探査車を用いて、2021年を目途に月面着陸に挑戦することを発表しました。この壮大なプロジェクトを実現するため、同社は月への輸送船開発を担うアメリカのアストロボティック・テクノロジー社と正式な契約を締結しており、世界中から熱い視線が注がれています。

SNS上では「ついに町工場の技術が月に届くのか」「600グラムという軽さに日本の意地を感じる」といった期待の声が続出しました。宇宙開発といえば国家予算を投じた巨大なプロジェクトを想像しがちですが、ベンチャー企業が独自の技術で月を目指す姿は、多くの人々に勇気を与えているようです。ハードルは決して低くありませんが、この挑戦が成功すれば、日本の宇宙産業における歴史的な転換点となるのは間違いないでしょう。

スポンサーリンク

わずか600グラム!究極の機能美を備えた「YAOKI」の秘密

ダイモンが社運をかけて開発しているのは、「YAOKI(ヤオキ)」と名付けられた幅・奥行き15センチメートル、高さ10センチメートルの極小二輪走行ロボットです。この「探査車(ローバー)」とは、惑星の表面を移動しながら観測や調査を行う車両型ロボットのことを指します。YAOKIの最大の特徴は、車輪とカメラを組み合わせた極めてシンプルな設計により、重量をわずか600グラムという驚異的な軽さに抑えた点にあります。

月面は「レゴリス」と呼ばれる非常に細かな砂で覆われており、従来の車両では足を取られたり転倒したりするリスクが常に付きまといます。しかし、YAOKIはその独特な形状から、万が一ひっくり返ってもそのまま走行を続けられるタフさを備えているのです。月面着陸船との通信にはWi-Fiを経由し、地球から遠隔操作を行う計画が進んでいます。カメラが捉えた月世界の生の映像が、私たちの元へリアルタイムで届く日もそう遠くはないはずです。

町工場の情熱と米企業の輸送技術が融合する2021年

このプロジェクトを率いるのは、ダイモンの最高経営責任者(CEO)である中島紳一郎氏です。本業の傍ら、実に8年もの歳月を費やして探査車の開発を続けてきました。現在は、金属加工のスペシャリストである東新製作所とタッグを組み、月面の過酷な温度変化に耐えうる「耐熱性」の向上に励んでいます。2019年10月28日現在の段階では、地上での走行テストを繰り返す試作機のフェーズにあり、実戦投入に向けた最終調整が進められています。

打ち上げには、米ロケット大手ユナイテッド・ローンチ・アライアンスのロケットが使用される予定です。2021年にフロリダ州から放たれるこのロケットは、アストロボティック社の着陸船を月へと運びます。輸送費用は1キログラムあたり約1億3000万円と高額ですが、超軽量なYAOKIなら1億円弱に抑えられる見込みです。プロジェクト総額は約3億円にのぼると予想されますが、中島氏は個人出資や企業協賛を募り、この夢を実現させる決意を固めています。

私個人としては、巨大企業ではなく「町工場の設計技術」からスタートしたこの挑戦に、日本のものづくりの真髄を感じずにはいられません。先行するispace社などのライバルも存在しますが、YAOKIのような「小さく、賢く、壊れない」アプローチこそ、将来の月面資源探査におけるスタンダードになるのではないでしょうか。2021年、私たちの代表として月を走るYAOKIの姿を、日本中が固唾を飲んで見守ることになりそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました