【鹿児島】地域資源を救う「竹製SDGsバッジ」が誕生!鹿児島相互信用金庫が挑む地方創生の形とは?

2019年11月25日、鹿児島県の地域金融を支える鹿児島相互信用金庫が、これまでにないユニークな取り組みをスタートさせました。それは、地元の薩摩川内市と手を取り合い、特産の竹を素材に用いた「SDGsピンバッジ」を制作するというものです。SNS上でも「プラスチックや金属ではなく、温かみのある竹製というのが素敵」といった好意的な声が上がっており、環境意識の高さが注目を集めています。

鹿児島県は日本一の竹林面積を誇る一方で、手入れが行き届かない竹林が周囲の生態系を侵食する「放置竹林」という深刻な課題を抱えています。あえて竹でバッジを作ることで、職員の方々が自ら地域課題を可視化するシンボルとして身に着ける点は非常に賢明な判断でしょう。地元の資源を大切にしながら課題解決の糸口を探る姿勢は、まさに持続可能な開発目標の理念を体現しているといえます。

今回の制作には、薩摩川内市で竹の産業活用を目指す「薩摩川内市竹バイオマス産業都市協議会」のメンバーである八木竹工業が協力しました。「バイオマス」とは、動植物から生まれた再生可能な有機性資源のことで、化石燃料に頼らないエネルギーや素材として期待されています。こうした専門技術を持つ地元企業が関わることで、バッジ一つにも地域の伝統と最新の環境技術が凝縮されているのが大きな特徴です。

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融資で支援!SDGsアシストローンの展開

鹿児島相互信用金庫の挑戦は、バッジの着用だけにとどまりません。2019年11月25日からは、社会課題の解決に取り組む事業者を資金面でバックアップする「SDGsアシストローン」の提供も開始されました。環境保全や地域貢献に資する事業を営む企業に対し、最大で1億円もの融資枠を確保しています。金利面でも通常より0.3%優遇されるという、非常に手厚いサポート内容です。

筆者は、こうした金融機関の積極的な姿勢こそが、地域の未来を大きく変える原動力になると確信しています。単なる「お飾り」としてのSDGsではなく、融資という実利を伴う仕組みを構築したことは高く評価されるべきでしょう。資金調達のハードルを下げることで、エコビジネスや地域再生に挑む若い経営者や企業が後に続くきっかけになるに違いありません。

地域に根ざした信用金庫が、行政や地元企業と三位一体となって動くこのプロジェクトは、全国の地方自治体にとっても理想的なモデルケースとなるでしょう。足元にある「竹」という資源を見つめ直し、それを価値あるものへと変換する知恵が、これからの鹿児島をより輝かせるはずです。今後、この小さなバッジが起点となり、どのような新しいビジネスや雇用が生まれるのか、目が離せません。

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