オーストリアのリンツで開催されている卓球のオーストリア・オープンは、2019年11月14日に熱戦の火蓋が切って落とされました。男子シングルス1回戦では、日本のエースである張本智和選手がドイツの強豪を相手に4対1と圧倒的な実力を見せつけ、見事に初戦を突破しています。彼の代名詞ともいえる咆哮が会場に響き渡り、観客を魅了しました。
同じく男子シングルスに登場した丹羽孝希選手も、緩急自在なテクニックでドイツ選手を翻弄し、4対2で勝利を収めています。一方で、水谷隼選手や吉村真晴選手、そして期待の若手である及川瑞基選手が惜しくも敗退するという波乱も起きました。ベテラン勢の敗北はファンに衝撃を与えましたが、世代交代の足音が着実に近づいていることを予感させます。
女子シングルスでは熾烈な日本人対決が実現
女子シングルス1回戦で最も注目を集めたのは、早田ひな選手と平野美宇選手による「黄金世代」同士の直接対決でしょう。ハイレベルなラリーの応酬が続く激戦となりましたが、今回は早田選手が粘り強いプレーで勝利を掴み取りました。SNS上では「どちらが勝ってもおかしくない神試合だった」と、ハイレベルな攻防を称賛する声が相次いでいます。
その他の女子勢も非常に好調な滑り出しを見せており、石川佳純選手や伊藤美誠選手といった主力メンバーが順当に2回戦へと駒を進めました。さらに、カットマンとして知られる佐藤瞳選手や、成長著しい木原美悠選手も勝利を挙げています。カットマンとは、台から離れてボールに強い下回転をかける守備主体の戦型で、その粘り強さは圧巻です。
残念ながら安藤みなみ選手は初戦で姿を消すこととなりましたが、日本勢の層の厚さを改めて世界に示す形となりました。私個人としては、今回の早田選手の勝利が今後の代表選考レースにどのような影響を与えるのか、非常に興味深く注視しています。切磋琢磨する彼女たちの姿は、観る者に勇気を与えてくれるでしょう。
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