楽天カード株式会社は2019年11月28日、翌月となる2019年12月1日付で実施される重要人事および大規模な機構改革について公表しました。今回の変更は、急速に拡大を続けるキャッシュレス決済市場において、同社がさらなる主導権を握るための戦略的な布陣といえるでしょう。
人事の大きな目玉として、副社長である石崎安雄氏が、これまでの業務本部長に加えて信用管理部の担当および信用企画を兼務することになりました。カードビジネスの根幹を支える「与信(個人の信用力に基づき利用枠を設定すること)」の重要性が高まるなか、経営トップ層が直接指揮を執る形となります。
さらに、常務執行役員の大山隆司氏が、従来のマーケティング本部長やファイナンス戦略に加え、新たに「楽天カード戦略」を担うことになりました。これにより、顧客獲得のためのプロモーションと、中長期的な事業成長を支える戦略がより強固に連結されることが期待されます。
SNS上では、この発表を受けて「楽天経済圏の勢いがさらに加速しそう」「ペイメント事業への注力ぶりが明確だ」といった期待の声が数多く上がっています。特に楽天ペイなどとの連携強化を想起させる動きに、多くのユーザーが注目を寄せている状況です。
「ペイメント」を掲げた組織改革と事業の集約
今回の発表において特筆すべきは、組織名称の変更を伴うダイナミックな機構改革です。従来の「カード企画本部」が「ペイメント事業本部」へと改称され、それに付随して「カード企画推進部」も「ペイメント事業部」へと生まれ変わることになりました。
「ペイメント(Payment)」とは、支払いや決済そのものを指す概念です。単なるプラスチックカードの枠を超え、スマホ決済などを含む多様な決済シーンを統合的に捉えようとする同社の強い意志が、この名称変更から読み取れるのではないでしょうか。
また、これまでカード企画本部に属していた「カード企画部」は、マーケティング本部へと移管されることになりました。現場の企画機能とプロモーション部門を一体化させることで、市場のニーズをよりスピーディーにサービスへ反映させる体制が整ったといえます。
個人的な見解として、今回の改革は単なる部署名の変更に留まらず、決済インフラとしての「楽天」ブランドを盤石にするための布石だと感じています。消費者にとってより利便性の高いサービスが次々と展開されることは、市場全体の活性化にも繋がるはずです。
2019年12月1日からの新体制により、永峯真一氏がペイメント事業部長に、岩月拓二氏がカード企画に就任するなど、各部門に精鋭が配置されました。この新しいリーダーシップのもとで、楽天カードがどのような驚きを提供してくれるのか、目が離せません。
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