ホームセンター大手のナフコが、いよいよファッション業界に新しい風を吹き込みます。2019年11月28日、長崎県大村市にある既存の店舗敷地内に、機能性とカジュアルさを兼ね備えた衣料専門店「フィールスカイ」の第1号店が華々しくオープンいたしました。
近年のアウトドアブームに加え、スポーツウェアを日常着として取り入れる「アスレジャー」というスタイルが急速に浸透しています。この市場ではワークマンが先行していますが、ナフコも独自のプライベートブランドを強化することで、真っ向から勝負を挑む構えでしょう。
これまでも職人向けの防寒着などで定評のあった同社ですが、新店舗では明るいカラーバリエーションを豊富に用意しています。女性向けアイテムや肌着、スタイリッシュな安全靴まで取り揃えており、プロ仕様の品質を一般の買い物客が気軽に楽しめるのが大きな魅力です。
SNS上では「ナフコもついに本気を出した」「作業着のイメージが変わる」といった期待の声が早くも上がっています。高機能なパーカーが3000円前後という驚きの価格設定は、コストパフォーマンスを重視する現代の消費者にとって、まさに待ち望んでいた選択肢と言えるはずです。
ネットと店舗が融合する新しい買い物体験
約330平方メートルの広さを誇る店内には、「ナフコデジタルラボ」という画期的なコーナーが設置されました。これはネット通販の商品を取り寄せることができる専用の拠点であり、店頭にないサイズや種類もその場で簡単に注文できるという、利便性を追求した仕組みです。
2018年度からEC事業を本格化させているナフコですが、石田卓巳社長によれば、自社サイトの配送スピードや品揃えが非常に好調とのことです。実店舗の安心感とネットの豊富さを組み合わせたこの戦略は、競合他社に対する強力な武器になるに違いありません。
現在、ホームセンター業界はニトリやディスカウントストアとの境界線が曖昧になり、激しいシェア争いが続いています。その中でナフコは、2021年3月期までに自社開発商品であるPB比率を40パーセント台まで引き上げるという、高い目標を掲げて突き進んでいます。
2019年10月には福岡県内に自社専用の物流センターを2カ所新設しており、在庫管理や配送の効率化も着々と進んでいます。物流の基盤を自前で固める攻めの姿勢からは、今後の関東圏への進出加速に対する並々ならぬ決意が感じられるのではないでしょうか。
個人的な見解としては、単なる安売りではなく「機能性×デザイン」という付加価値に注力した点は非常に賢明だと感じます。生活に密着したホームセンターだからこそ提案できる、新しいライフスタイルの形がここから全国へと広がっていくのが楽しみでなりません。
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