野村不動産ライフ&スポーツ小林利彦社長が語る「安さより質」の経営戦略!メガロスが目指す感動のフィットネス体験

フィットネス業界において、単なる「安さ」ではなく「質の高さ」で勝負を挑むリーダーがいます。2019年4月1日に野村不動産ライフ&スポーツの社長に就任した小林利彦氏は、かつて経営難に陥っていた「メガロス」の立て直しを牽引した人物です。SNS上では「メガロスの接客は丁寧」「高級感があってモチベーションが上がる」といった声が多く、そのブランド改革は着実に利用者へ届いているようです。

小林氏のキャリアは、1989年4月1日に野村不動産へ入社したことから始まりました。バブル崩壊という荒波の中で、同社初となる販売受託事業をゼロから立ち上げ、業界トップクラスへと成長させた実績を持ちます。この「何もないところからチームで形にする」という泥臭くも熱い経験が、現在の経営スタイルの根幹となっているのは間違いありません。

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激動の時代に学んだトップの決断力

2007年からの経営企画時代には、リーマン・ショックや東日本大震災という歴史的な危機に直面しました。2009年には公募増資(広く一般の投資家から資金を募ること)を断行し、冷え切った市場でいち早く用地を取得。この攻めの姿勢が、グループの迅速なV字回復を支えました。トップの決断を間近で見守った経験が、現在の彼自身の揺るぎない判断基準となっているのでしょう。

2015年にメガロスが野村不動産ホールディングスの完全子会社となった際、小林氏は再建の陣頭指揮を執りました。彼が着手したのは、徹底した「意識改革」です。価格競争に巻き込まれるのではなく、麻布や恵比寿といったブランドエリアへ出店することでイメージを一新させました。従業員が自分たちの商品力に誇りを持てる環境を整えることが、再生への最大の鍵だったのです。

「満足」を超えた「感動」を地域へ届ける

同社が掲げる「顧客満足を感動と喜びに変える」という理念には、単なる運動施設を超えた役割が込められています。2019年6月には「こどもみらいプロジェクト」を始動しました。これは専門コーチが幼稚園などへ出向き、水の楽しさを伝える地域密着型の活動です。こうした取り組みは、スポーツクラブが地域社会のハブ(中心拠点)として機能するために不可欠なプロセスといえます。

業界全体の悩みである「継続率の低さ」に対しても、小林氏は明確な処方箋を持っています。2020年の夏までには、1人のスタッフが少人数の顧客を親身にサポートするスクール形式の新サービスを導入する予定です。一人ひとりに寄り添う「第二のわが家」のような場所を提供することで、退会率という壁を突破しようとする試みには、編集部としても非常に期待が高まります。

休日は息子のサッカー観戦で刺激を受け、ドライブや読書を愛するという情熱的な一面を持つ小林氏。彼が率いるメガロスは、単に汗を流す場所ではなく、人生に彩りと活力を与える存在へと進化し続けています。デジタル化が進む今だからこそ、人と人との繋がりを重視する彼の戦略は、多くの現代人の心に響くのではないでしょうか。

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