本州の最北端に位置する青森県から、地域の活気を感じさせる喜ばしいニュースが届きました。青森県が2019年12月6日に発表した最新の「2018年青森県観光入込客統計」によりますと、昨年の観光消費額は前年を2パーセント上回る1902億2500万円に達したそうです。これにより4年連続で過去最高額を塗り替える快挙を成し遂げました。
この躍進を力強く支えたのは、旅行者が現地で支払う「宿泊費」の伸びに他なりません。宿泊費は前年比6パーセント増の631億5500万円を記録しており、単なる日帰り旅行ではなく、青森に腰を据えて滞在を楽しむスタイルが定着してきたと言えるでしょう。質の高い宿やサービスが、旅行者の財布を開かせる魅力となっている様子が伺えます。
SNS上では「青森のご飯がおいしすぎて、ついつい贅沢してしまった」「星野リゾートをはじめ、魅力的な宿が増えているのも納得の結果」といった好意的な意見が多く見受けられます。旅の醍醐味である交通費も1パーセント増の281億5300万円、自分や家族への思い出となる土産代も477億4600万円と、各項目で堅調な数字を残しています。
実際の人の流れを示す「観光入込客数」に目を向けてみると、2018年は前年比5パーセント増の1638万人という圧倒的な数字を叩き出しました。ここでいう「入込客数」とは、観光地点を訪れた延べ人数ではなく、実際に足を運んだ一人ひとりをカウントした実人数のことを指す専門用語であり、より実態に近い人気を反映している指標です。
内訳を詳しく分析すると、県内客が5パーセント増の933万人、県外客が6パーセント増の679万人と、どちらもバランス良く成長しています。中でも特筆すべきは、18パーセントという驚異的な伸び率を見せた訪日外国人客の存在でしょう。26万人もの海外旅行者が、青森独自の文化や自然に触れるために海を越えてやってきた事実は、国際的な認知度の高まりを証明しています。
2011年の東日本大震災では大きな打撃を受けた青森観光ですが、その後の地道な復興支援と魅力発信により、右肩上がりの回復傾向が鮮明となりました。編集者としての私の視点では、単に数が増えるだけでなく、宿泊を伴う「質の高い観光」へシフトしている点に、青森の真の強さを感じずにはいられません。これからの青森は、日本を代表する観光ブランドとしての地位をさらに盤石なものにしていくに違いないでしょう。
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