広州で開催されているバドミントンのワールドツアーファイナルズは、2019年12月14日に女子シングルスの準決勝が行われました。世界ランキング3位の奥原希望選手は、予選リーグで勝利していた世界女王の戴資穎(タイ・ツーイン)選手と再び対戦しましたが、惜しくもストレートで敗退し、決勝進出を逃す結果となりました。
試合の序盤、奥原選手は11対8とリードを奪い、幸先の良いスタートを切ったように見えました。しかし、そこから相手に8連続ポイントを許すという、勝負の厳しさを痛感する展開に陥ります。相手の変幻自在なショットに翻弄され、攻め時を見失った結果、自身のミスが重なってしまったのは非常に悔やまれるポイントでしょう。
プロ転向1年目の苦悩と、手応えを感じる現在地
試合後、奥原選手は「どこに仕掛けていいのか迷いが生じてしまった。この結果こそが、今の自分の実力です」と、現在の立ち位置を冷静に分析しています。2019年にプロへ転向して以降、彼女は多くの大会で上位に食い込む安定感を見せてきましたが、あと一歩のところで優勝という栄冠には手が届かない、もどかしいシーズンを過ごしてきました。
SNS上ではファンから「奥原選手の粘り強いプレーに勇気をもらった」「次こそは頂点に立ってほしい」といった熱いエールが数多く寄せられています。私個人としても、彼女の真面目すぎるほどの自己分析能力は、さらなる飛躍のための「踊り場」にいる証拠だと感じています。現状を「力不足」と切り捨てる潔さこそが、彼女を再び世界1位へ押し上げる原動力になるはずです。
2020年の東京五輪に向けた戦いは、年が明けてからが本当の正念場となるでしょう。奥原選手自身、「ここからどう這い上がっていくかが勝負。パフォーマンス自体は向上しており、今の取り組みは間違っていない」と力強く語っています。ツアーファイナルという頂上決戦を糧に、2020年という大舞台で彼女が最高の笑顔を見せてくれることを期待せずにはいられません。
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