動画配信サービスの雄として君臨する米ネットフリックスが、2019年12月27日までに、日本でお馴染みの対話アプリ「LINE」から生まれた人気キャラクターを起用したオリジナルアニメを製作すると発表しました。私たちの生活に欠かせない「ブラウン」や「コニー」たちが、今度はスマートフォンの画面を飛び出し、世界のテレビ画面で大暴れすることになります。
今回のプロジェクトでは、スタンプでお馴染みのキャラクターたちが、躍動感あふれるCGアニメーションとして描き出される予定です。ネットフリックス側は、言葉に頼らない「非言語的なドタバタ喜劇(スラップスティック・コメディ)」という演出方針を明らかにしました。これは、サイレント映画のような視覚的な笑いを追求する手法であり、国境を越えて直感的に楽しめる内容になるでしょう。
SNS上では「あの無表情なブラウンがどんな動きを見せるのか楽しみ」「子供と一緒に見られるコンテンツが増えるのは嬉しい」といった、期待に満ちた声が早くも広がっています。LINEキャラクターの親しみやすさは、特にアジア圏で圧倒的ですが、世界190カ国以上に1億5800万人もの会員を持つネットフリックスのネットワークに乗ることで、その人気は地球規模へと拡大するに違いありません。
ネットフリックスが今回の提携に踏み切った背景には、より幅広い層、特にファミリー層の新規加入を促したいという明確な戦略が透けて見えます。独自の魅力を持つIP(知的財産)を確保することは、激化する動画配信サービス間のシェア争いにおいて、強力な武器となります。強力なキャラクターを味方につけることで、既存のファンを自社プラットフォームへ呼び込む狙いです。
LINEフレンズが目指すエンタメ業界の頂点
一方、キャラクタービジネスを展開する「LINEフレンズ」のKDキム副社長は、この提携がグローバルなコンテンツ競争力を高める絶好の機会であると確信しています。単なるアプリ内のアイコンとしての存在を超え、世界的なエンターテインメント作品の主役へと昇華させることで、ブランド価値を飛躍的に向上させたいという野心が伺えるでしょう。
個人的な視点から申し上げますと、今回の決定は日本発のキャラクター文化が新たなステージに到達した象徴的な出来事だと感じます。言語の壁を取り払った「ノンバーバル」な手法を選択した点は、まさに世界標準を意識した賢明な判断ではないでしょうか。配信日などの詳細は今後の発表待ちですが、ブラウンたちが世界を笑顔にする日が今から待ち遠しくてなりません。
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