2019年12月25日、兵庫県と神戸市、そして神戸商工会議所などが手を取り合い、革新的な新組織「ひょうご神戸スタートアップ・エコシステムコンソーシアム」を設立しました。この取り組みには地元の大学や金融機関に加え、国内外のベンチャーキャピタルなど約30もの団体が結集しています。
「エコシステム」とは、本来の生態系という意味から転じ、企業や自治体が共生しながら経済的な循環を生み出す仕組みを指す言葉です。今回の新組織は、まさに兵庫・神戸という地に、新しいビジネスが次々と誕生し、育っていくための「肥沃な土壌」を整えることを目的としています。
SNS上では、このニュースに対して「神戸がシリコンバレーのようになるのが楽しみ」「若者が挑戦しやすい環境を期待したい」といった前向きな反響が広がっています。政府が2020年に実施する「スタートアップ育成拠点都市」の選定に向け、地域の期待感は最高潮に達しているといえるでしょう。
関西一丸となって挑む「東京一極集中」への宣戦布告
コンソーシアムの議長には、シスメックスのトップでもある神戸商工会議所の家次恒会頭が就任しました。また、神戸市の久元喜造市長は、アメリカの有力ベンチャーキャピタルとの連携や、国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)の拠点誘致に成功した実績を強調されています。
久元市長は、関西の他都市と足並みを揃えることで、東京に富や情報が集中する現状を打破したいという強い決意を語りました。2019年10月には大阪府も同様の組織を立ち上げており、関西全体が一つの大きな経済圏として、世界と戦う準備を整えつつある状況が伺えます。
ベンチャーキャピタル(VC)とは、高い成長性を見込める未上場の新興企業に出資を行う投資会社のことです。こうした専門家たちが運営に加わることで、単なる公的な支援に留まらない、より実戦的でスピード感のあるビジネス展開が期待できるはずです。
私は、この兵庫・神戸の動きこそが日本経済の停滞を打ち破る鍵になると考えています。地方自治体が主導し、国際機関や民間資本を巻き込むダイナミズムは、伝統ある港町・神戸らしい進取の気性に溢れており、ここから世界を変える企業が現れることを確信して止みません。
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