那須塩原市の未来を守る!駅至近のメガソーラー計画に渡辺市長が待ったをかけた背景と市民の本音

栃木県那須塩原市の玄関口ともいえる那須塩原駅から、わずか1キロメートルという一等地に持ち上がった巨大な太陽光発電所(メガソーラー)の建設プロジェクトが、今まさに大きな岐路に立たされています。2019年12月23日、那須塩原市の渡辺美知太郎市長は東京都内にあるNTTファシリティーズ本社を直接訪問しました。市長は同社に対し、この大規模な事業を白紙撤回するよう強く要望するとともに、2020年1月14日までに文書での回答を行うよう求めています。

今回の建設予定地は約35ヘクタールという広大な敷地で、かつてはブリヂストンの黒磯工場として地域経済を支えていた場所でした。工場が撤退した後は更地となり、地権者から土地を借り受けたNTTファシリティーズが再生可能エネルギーの拠点としてメガソーラーの設置を計画したのです。しかし、駅周辺という利便性の高い場所をソーラーパネルで埋め尽くすという構想に対し、地元住民や経済界からは、観光地としての景観やイメージを損なうのではないかという懸念の声が噴出しました。

メガソーラーとは、一般的に出力が1メガワット(1000キロワット)を超える大規模な太陽光発電システムのことを指します。環境への負荷が少ないクリーンエネルギーとして注目されていますが、一方で今回のように広大な土地を必要とするため、景観破壊や防災上の懸念から全国各地で地域住民との軋轢が生じるケースも少なくありません。那須塩原市でも、商工団体や自治会を中心に、この貴重な土地を「ただパネルを並べるだけ」にするのではなく、もっと地域活性化に繋がる形で有効活用すべきだという主張が強まっていました。

2019年4月の市長選挙で初当選を果たした渡辺市長にとって、この問題は避けては通れない公約の一つでした。市長は「那須塩原駅周辺まちづくりビジョン」の策定を掲げており、街の顔となるエリアの再開発を最優先事項としています。SNS上でも「駅の近くにパネルばかり並ぶのは寂しい」「もっと賑わいを作る施設を誘致してほしい」といった市民の切実な声が広がっており、行政が毅然とした態度で中止を求めたことに対して期待を寄せるフォロワーが多く見受けられます。

私個人の意見としても、一度メガソーラーを設置してしまえば、数十年単位でその土地の用途が固定されてしまうことを危惧します。再生可能エネルギーの普及はもちろん大切ですが、那須塩原市のような観光資源を持つ街にとって、駅周辺の景観は代えがたい財産です。単なる反対に留まらず、民間企業と行政が手を取り合い、この35ヘクタールという広大な土地を、次世代の市民が誇れるような新しい街作りのシンボルへと昇華させていくことを切に願っています。

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