2019年ヒットの裏側に迫る!「MJMJ新製品賞」で見つけた、日常を豊かにする個性派ガジェット&便利グッズ特集

2019年も残すところあとわずかとなりました。今年のヒット商品番付には惜しくも名を連ねなかったものの、私たちの心に強烈なインパクトを残した「隠れた名作」は数多く存在します。そこで日経MJは、2019年中に紹介した約2500点もの新製品の中から、特に個性が光る逸品を厳選。コラム執筆陣による独自の選考会「MJMJ(もじゃもじゃ)新製品賞」を開催し、今年を象徴する革新的なアイテムを決定いたしました。

栄えある第1回の大賞に輝いたのは、藤倉コンポジットが開発したモバイルバッテリー「アクアチャージ」です。こちらは2019年12月25日現在、防災意識の高まりとともに大きな注目を集めています。SNSでも「水だけで充電できるのは魔法みたい」「災害時の備えとして安心感が違う」と、その実用性を絶賛する声が相次いでいます。

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避難所の知恵から生まれた「水で動く」究極の安心

「アクアチャージ」の最大の特徴は、コップ1杯の水と塩さえあればスマートフォンを充電できる点にあります。内部に「マグネシウム電池」を搭載しており、水が電解液の役割を果たすことで化学反応を起こし、電気を生み出す仕組みです。マグネシウム電池とは、一般的な充電式電池とは異なり、長期保存が可能で、いざという時に確実に発電できるのが強みと言えるでしょう。

開発の背景には、2011年3月11日の東日本大震災で被災した同社社員の切実な経験がありました。避難所での不便さを解消したいという強い想いが、乾電池も発電機も不要なこの製品を生んだのです。特に2019年は大規模な台風被害が続いたこともあり、オンラインショップを中心に注文が殺到しています。飲料水ではない雨水などでも発電できる点が、究極のサバイバルツールとして評価されました。

育児からビジネスまで!日常の「困った」を解決するアイデア群

惜しくも2位となったのは、マグクルーズの哺乳瓶「Magic Baby」です。温度によって瓶の色が変化する仕様で、調乳時の「適温(約36〜40度)」を視覚的に教えてくれます。感覚に頼りがちな育児の負担をテクノロジーで軽くする姿勢に、多くのパパ・ママから共感の声が寄せられました。さらに、カウネットの「折りたたみ集中ブース」も、働き方改革が進む現代において、カフェなどの公共空間で個人の集中領域を確保できる「ハイブリッドな逸品」として熱い視線を浴びています。

「今すぐ手に入れたい」部門で首位を獲得したニフコの靴ひも「SPLC」も見逃せません。ワンタッチで着脱できるこの製品は、結ぶ手間を省くだけでなく、高齢の方やアスリートの利便性も高めてくれます。また、おみくじをコレクションできる「おみくじ帖」や、足腰を鍛える2.4キログラムの「マッスルトレーナービジネス」など、特定のニーズを深く掘り下げた商品が2019年のトレンドを彩りました。

編集部が考察する「個性派新製品」の価値

今回選出された商品群を見て感じるのは、現代の消費者が「スペック」以上に「ストーリー」や「納得感」を求めているということです。どこでも宴会を演出できるプラスチック製の「どこでもシャンパンタワー」や、驚きの「チョコサイダー」など、一見するとジョークグッズのような商品が支持されるのも、それがコミュニケーションのきっかけになるからでしょう。

個人的には、こうした「ニッチだけれど誰かの救いになる」商品の登場こそが、市場を活性化させる原動力だと確信しています。万人受けを狙わず、特定の誰かの不便を解消しようとする熱意が、結果として多くの人の心を動かすのです。利便性一辺倒ではなく、遊び心や安心感をプラスした新製品たちが、これからの令和のスタンダードを作っていくのではないでしょうか。

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