宮城県仙台市に拠点を置くセンコン物流が、日本が誇る美味しいお米をマカオの市場に本格的に展開するため、大きな一歩を踏み出しました。同社は、全国農業協同組合連合会(JA全農)の香港を拠点とする「全農インターナショナル香港」と、マカオにおける販売基本契約を締結したのです。これは、日本の農産物輸出拡大に向けた、非常に注目すべき連携であると言えるでしょう。
この提携の第一弾として、センコン物流はJA全農グループが日本から輸出したお米の販売を受託します。具体的には、人気銘柄の秋田県産あきたこまちや新潟県産コシヒカリなど、約10種類のお米がマカオの消費者のもとに届けられる予定です。この契約に基づき、2019年5月から7月までの3ヶ月間で、合計2.1トンという販売計画が設定されています。JA全農グループとマカオでの販売基本契約を結ぶのは、センコン物流が初めてとなる画期的な取り組みです。
販売経路としては、センコン物流がマカオで運営する日本食レストラン「和食仙台」をはじめ、現地の高級スーパーマーケットや百貨店などが想定されています。販売時には、消費者に安心と信頼を与える「全農」の商標も使用される見込みです。この戦略は、訪日旅行をきっかけに高まる日本食材、特に高品質なお米への強いニーズに応えるためのものだと考えられます。
近年、東アジアでは日本の農産物への評価が急上昇しています。特に香港やシンガポールといった地域では、日本の「美味しい」お米の需要が顕著に高まっている状況です。農林水産省のデータによれば、2018年のお米の輸出額は、食料援助を除いて前年比17.5パーセント増の37億円となり、過去最高を更新しています。この数字は、日本の食文化に対する関心の高さをはっきりと示していると言えるでしょう。
SNS上でも、「日本のコメは本当に美味しいからマカオでも手に入りやすくなるのは嬉しい」「これで海外でも日本と同じ味が楽しめる」といった期待の声が多く上がっており、今回の取り組みに対する消費者からの注目度の高さが伺えます。日本産のコメは、その品質の高さから、帰国後も継続して購入したいというリピーターが多いのが特徴です。
私は、日本の食文化と物流を熟知した両社の協業が、日本の農産物の国際的な地位をさらに高めると確信しています。将来的には、このマカオでの成功を足がかりに、さらなる市場として巨大な中国本土への展開も視野に入れているとのことで、日本のお米が世界へ羽ばたくための大きな試金石となるでしょう。センコン物流が3分の1を出資するマカオの合弁会社「恒益食材餐飲公司」が2019年5月初旬に契約書に署名したこの販売網は、コメだけでなく、今後は果物など他の日本の農産物にも販売品目を拡大していく計画を立てているようです。
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