関西の迎賓館として名高いリーガロイヤルホテルが、さらなる進化を遂げようとしています。運営するロイヤルホテルは、富裕層のお客様に向けたサービスを劇的に強化する方針を打ち出しました。今回のプロジェクトでは、2020年3月までに大阪と広島の主要拠点で、上質さを極めた大規模なリニューアルが実施される予定です。
近年のインバウンド(訪日外国人観光客)の増加に伴い、日本全国で宿泊特化型のリーズナブルなホテルや競合ブランドが次々と誕生しています。この激しい誘客競争の中で、リーガロイヤルホテルは自らの強みである「おもてなしの心」と「歴史に裏打ちされた高級感」を前面に押し出し、他社との明確な差別化を図る戦略に出ました。
SNS上では「宿泊特化型ホテルが増える中で、歴史あるラグジュアリーホテルが本気を出してきた」「専用ラウンジの拡張は本当に楽しみだし、優雅なひとときを過ごしに行きたい」といった期待に満ちた声が数多く寄せられています。今回の改装は、本物志向の旅行者たちから大きな注目を集めているようです。
極上のプライベート空間!大阪の専用ラウンジが1.5倍に拡大
大阪市にあるリーガロイヤルホテルでは、高層棟「タワーウイング」の23階から27階に、富裕層専用の最高級フロア「ザ・プレジデンシャルタワーズ」を設けています。この中の23階に位置する、2002年から愛されてきた専用ラウンジが、いよいよ2020年1月に着工し、2020年3月中旬に完成する予定です。
この改装によってラウンジの広さは従来の1.5倍に拡張され、内装も格調高く刷新されます。エントランスには最新のLED照明が導入され、大人のための落ち着いた空間が演出されることでしょう。さらにビュッフェエリアも広がり、時間帯に応じたこだわりのフードや極上のドリンクが贅沢に提供されます。
これに先駆けて、2019年12月には会員制の「ロイヤルヘルスクラブ」がリニューアルオープンを果たしました。入会金が税別190万円、年会費が36万円という極上のクラブ内のジムには、新たにシミュレーションゴルフも登場しています。アクティブに、そして贅沢に健康を維持したいエグゼクティブに最適です。
広島では初の本格リニューアル!最高級スイートが生まれ変わる
一方、リーガロイヤルホテル広島でも、2020年3月までに高層階の30階と31階にある客室計38室と、最高峰の「ロイヤルスイート」1室の大規模な改装が実施されます。1994年の開業以来、実に初めてとなる今回の改装には、約6,000万円という巨額の投資が行われる見込みです。
今回のリニューアルにより、一部の客室には快適なソファベンチが新設され、絨毯のデザインや照明の設計も一新されます。窓の外に広がる広島の美しい夜景と、洗練されたモダンなインテリアが見事に調和し、これまでにない特別な宿泊体験を約束してくれるに違いありません。
熾烈なホテル戦争に立ち向かう、老舗ホテルとしてのプライド
現在の宿泊市場を見渡すと、他社の動きも非常に活発です。大阪では2019年11月に、阪急阪神ホテルズが梅田駅のすぐそばに「ホテル阪急レスパイア大阪(1,030室)」を開業させました。さらにアパグループも2019年12月に「アパホテル&リゾート 御堂筋本町駅タワー(913室)」をオープンしています。
今後も大阪エリアでは、2022年に梅田で1,700室超、2023年には難波で2,000室を超える巨大ホテルの建設が計画されており、ホテルの供給過剰による客室単価の低下が懸念されています。ロイヤルホテルの蔭山秀一社長も、ホテルの稼働率は高くても単価が下がっている現状に強い危機感を抱いています。
しかし、低価格帯のホテルには真似のできない付加価値が、老舗の高級ホテルには確かに存在します。たとえば24時間体制のルームサービスや、きめ細やかなコンシェルジュの対応です。中間層以上や、中国をはじめとする海外の富裕層が求めるものは、単なる「寝床」ではなく、心が満たされる贅沢な時間そのものです。
歴史や伝統が息づく気品ある空間と、長年培われてきた世界基準のホスピタリティこそが、最大の武器になるでしょう。時代の変化を捉えつつ、自らの強みをさらに研ぎ澄ますリーガロイヤルホテルの挑戦は、日本の観光業における「本当の豊かさとは何か」を私たちに教えてくれている気がしてなりません。
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