関西の移動の要である大阪市高速電気軌道、通称「大阪メトロ」が、時代のニーズに応じた画期的なシステムを導入します。2020年3月にも、御堂筋線の梅田駅をはじめとする主要な7駅の一部券売機において、スマートフォンを活用したQRコード決済が利用できるようになるのです。近年急増している中国からの観光客をターゲットに、より快適な旅をサポートするためのサービス向上を目指しています。
今回の新システムで採用されたのは、中国国内で圧倒的なシェアを誇る「アリペイ(支付宝)」と「ウィーチャットペイ(微信支付)」の2種類となります。これらはスマホの画面に表示されたバーコードやQRコードを読み取るだけで、現金を使わずに一瞬で支払いが完了する「電子決済」サービスです。小銭の手間を省き、言葉の壁を越えてスムーズに切符が買えるこの取り組みは、スマートな観光都市への大きな一歩といえるでしょう。
気になる導入エリアは、新大阪、梅田、心斎橋、なんば、天王寺、東梅田、日本橋という、まさに大阪の観光やビジネスを支える中枢の駅ばかりです。対象となる計103台の券売機では、地下鉄の通常切符に加えて他社線への連絡切符も購入可能となります。ただし、1日乗車券といった磁気カードの購入や、交通系ICカードへのチャージは今回の対象からは外れているため、利用の際には事前の確認が必要です。
SNS上でもこのニュースは大きな話題を呼んでおり、「外国人観光客にとって切符買いやすくなるのは良いこと」「小銭が出なくて便利そう」といった歓迎の声が多数上がっています。一方で「日本の交通系ICカードや国内向けQR決済も早くチャージや購入に使えるようになってほしい」という、日本人利用者からの切実な要望も目立っている印象です。国内外のすべての人が恩恵を受けられる仕組みづくりが、今後はさらに求められていくでしょう。
私個人の意見といたしましては、この取り組みはインバウンド効果を最大化するために非常に英断であると感じます。一方で、国内のキャッシュレス化をさらに推し進めるためにも、日本の主要なコード決済への対応も急務ではないでしょうか。大阪メトロは今回の利用状況をしっかりと検証した上で、他の駅への拡大も視野に入れているとのことですので、今後のさらなる進化と全駅への展開に大きな期待を寄せたいところです。
コメント