脊髄損傷のリハビリ革命!専門ジムで歩行機能が回復する最新トレーニングと自宅でできる体幹筋トレのコツ

交通事故などの予期せぬ悲劇によって脊髄を損傷し、身体の運動機能や知覚に障害を抱えてしまう方は、日本国内で年間におよそ5000人もいらっしゃいます。現在、全国で10万人以上の患者様がこの困難と戦っており、現代の医療技術では完全な治癒が極めて難しいのが現状です。しかし今、病院を退院した後も専門のジムで身体を動かし続け、劇的な機能回復を目指す新しい取り組みが大きな注目を集めています。SNS上でも「退院して終わりではないリハビリの選択肢があるのは希望の光」「民間ジムの可能性をもっと広げてほしい」といった、期待に満ちた声が数多く寄せられているのです。

2020年1月29日の時点において、東京都江東区にある脊髄損傷専門のトレーニングジム「ジェイ・ワークアウト」では、多くの利用者が笑顔で訓練に励んでいます。例えば、約10年前に事故で首の頸髄を損傷し、胸から下が麻痺してしまった51歳の上野優一さんは、週に2〜3回のペースで数時間のトレーニングを重ねてこられました。当初は車椅子に座って姿勢を保つことすら困難でしたが、現在では理学療法士の今仲修治さんによるサポートを受けながら、専用の歩行器を使って15メートルから20メートルほども歩けるまでに回復されています。

理学療法士とは、病気や怪我で身体が不自由になった人に対し、運動や温熱などの物理的手段を用いて基本的な動作能力を回復させる国家資格を持った専門職のことです。上野さんは、少しの介助で数歩でも歩ければ旅行先のホテルでの移動が格段に楽になると、未来への抱負を力強く語ってくださいました。かつては家族の送迎車が必須だった状態から、今では電車を使って一人でジムに通えるようになったという事実は、継続的な訓練がもたらす可能性の大きさを物語っています。

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退院後のリハビリ継続を阻む壁と専門家が語る継続の意義

一般的に脊髄を損傷した直後は、病院で初期治療を行った後に数ヶ月間のリハビリを実施して社会復帰を目指します。ところが、退院後も長期的にこの訓練を続けられる環境にある人は決して多くはありません。それには、本人の体力的な問題だけでなく、専門施設へのアクセスの悪さや、莫大な費用負担といった現実的な壁が立ちはだかっているからです。リハビリ継続に保険が適用されるケースは非常に限定的であり、患者様やそのご家族にかかる経済的な重圧は無視できない課題となっています。

それでも、東京都渋谷区にある初台リハビリテーション病院などで積極的な治療を展開する医師の石川誠氏は、2〜3ヶ月に1回は専門家の指導を受けながらトレーニングを継続することが望ましいと指摘されています。せっかく初期リハビリで回復した手足の機能も、退院後に自宅にこもりがちになって活動量が減ってしまうと、再び低下してしまうケースが少なくないからです。定期的なトレーニングは、運動機能だけでなく、身体全体の健康状態を医師にチェックしてもらう貴重な機会にもなるでしょう。

全国脊髄損傷者連合会の大浜眞代表理事は、誰もが十分に機能を回復できるよう、長期的なリハビリを支える社会システムの必要性を訴えています。利用しやすい低価格の訓練施設を増やす取り組みや、自宅で安全に行えるトレーニング法の普及が急務であると言えます。私は、こうした民間ジムや地域社会の取り組みこそが、今後の日本の福祉を支える鍵になると確信しています。医療保険の枠組みを超えた柔軟なサポート体制が整うことで、救われる命と人生が確実に増えるはずです。

自宅でも効果を実感!理学療法士が教える車椅子生活の体幹筋トレ法

日常生活の中でリハビリを長続きさせるコツについて、石川医師は「回復そのものにこだわりすぎず、できることや楽しみを増やし、仕事やスポーツに挑戦してほしい」とアドバイスされています。また、専門のジムに通うことが難しくても、ちょっとしたコツさえ掴めば自宅でのトレーニングでも十分に効果を上げることが可能です。車椅子をこぐ動作は前かがみになりやすく背中が丸まりがちですが、意識して深く腰掛けるだけでも、骨盤が起きて体幹を効果的に鍛えることができます。

体幹とは、頭と手足を除いた胴体部分のことで、身体の軸を支える重要な筋肉の集まりを指します。車椅子に深く座った状態で、無理のない範囲で腕を上げ下げすれば、重力に負けない姿勢を保つ背中やお腹の筋肉をさらに強化できるでしょう。また、下半身の機能が少しでも残っている場合は、床に仰向けになってお尻を持ち上げる「ブリッジのポーズ」がおすすめです。1日1回でも毎日継続すれば、姿勢維持に欠かせない背面の筋肉を十分に刺激できます。

理学療法士の今仲さんは、麻痺している部分の存在を自分自身で感じながら動かすことが極めて重要であると解説されています。鏡に自分の姿を映して確認したり、麻痺している箇所に直接触れたりしながら動かそうと試みることで、脳と身体のつながりを再認識し、自身の状態をより深く把握できるようになります。機能回復の可能性を諦めず、日常の小さな工夫と楽しみを積み重ねていく姿勢こそが、新しい未来を切り拓く原動力になるのではないでしょうか。

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