2019年10月03日、青森県にある三沢飛行場において、空の安全を揺るがす深刻なトラブルが発生しました。着陸を試みていた民間機が、滑走路上にいた戦闘機を回避するために急遽着陸を断念するという、一歩間違えれば大惨事になりかねない事態に陥ったのです。
この日、滑走路へ進入しようとしていたのは、ジェイ・エアが運航する旅客機でした。しかし、その前方には航空自衛隊所属のF2戦闘機が誤って入り込んでいたことが判明しています。これに気付いた旅客機側は、即座に「ゴーアラウンド」と呼ばれる着陸復行の手順を取りました。
幸いなことに、旅客機の乗員や乗客に怪我はなく、全員の無事が確認されています。SNS上では「間一髪で助かって本当によかった」「空自と民間の共用空港ならではの難しさがあるのか」といった、安堵の声とともに運用体制への疑問を呈する書き込みが相次ぎました。
国土交通省が「重大インシデント」に認定し徹底調査へ
事態を重く見た国土交通省は、2019年10月04日までに今回のケースを「重大インシデント」に認定しました。これは、事故が発生するおそれが極めて高かったと判断された際に適用される区分であり、航空事故に準ずる極めて深刻な扱いとして受け止められています。
原因究明のため、同省は航空事故調査官の派遣を決定し、管制官の指示やパイロットの判断に不備がなかったかを詳細に調べる方針です。三沢飛行場は自衛隊と民間、さらには米軍が滑走路を共用する特殊な環境にあるため、連携ミスが最大の焦点となるでしょう。
私個人の見解としては、国防を担う自衛隊機の行動が、多くの命を預かる民間機の安全を脅かした事実は重く受け止めるべきだと考えます。高度な規律が求められる組織だからこそ、再発防止に向けた徹底的なプロセスの見直しと、情報の透明性が強く求められるはずです。
コメント