新潟県の玄関口である新潟駅に、県内各地の「おいしい」が凝縮された魅力的なスポット、「TABI BAR&CAFE」が誕生しました。ここは単なる飲食店にとどまらず、食を通じた観光案内所として、訪れる人々に新潟の深遠な魅力を伝えています。駅直結という抜群のロケーションを活かし、旅の始まりや締めくくりに立ち寄る拠点として、早くも多くの人で賑わいを見せているのです。
運営を手掛けるのは長岡市を拠点とする寿々瀧で、2019年10月にオープンしました。特に注目すべきは、発酵食材を贅沢に取り入れたオリジナルメニューです。看板メニューである「発酵カレー」は、880円で提供されており、味噌と糀が持つ奥深い旨みがチキンの味わいを一層引き立てています。糀とは、穀物にこうじ菌を繁殖させたもので、日本の伝統的な発酵調味料の要。まさに、新潟の食文化が凝縮された一皿といえるでしょう。
最先端技術と食の融合で、自分だけの一杯に出会う
さらに、このカフェでは季節の恵みも存分に楽しめます。自家製発酵シロップを用いたフルーツソーダは、700円で提供されており、ルレクチェやレモンなど、その時期に最も美味しい旬の果物を使用しています。洗練された味わいは、旅の疲れを優しく癒してくれるに違いありません。
そして、2020年2月14日からは、JR東日本と連携した画期的な日本酒の味覚判定サービスがスタートします。これは人工知能(AI)を活用し、10種類の日本酒を飲み比べた評価をもとに、個人の好みを分析する試みです。スマートフォンで5段階評価を入力するだけで、AIが貴方の好みの傾向を導き出し、県内のおすすめの日本酒を提案してくれます。
実際に体験した方々からは、「自分の好みが科学的に判明して面白い」「次に飲むべきお酒が分かり、お土産選びが楽しくなった」といったSNSでの反響も寄せられています。技術と伝統産業である日本酒の出会いは、これからの観光体験の新しい形を示唆しているのではないでしょうか。私自身も、データに基づいた客観的な提案が、日本酒の奥深い世界への扉を開いてくれる素晴らしい試みだと感じています。
生産者の想いを届ける、食のナビゲーター
この場所をさらに特別にしているのが、新潟県の「おいしいナビゲーター」として活動する久保田健司さん、通称「くぼケン」さんの存在です。久保田さんはほぼ毎日店頭に立ち、県内の生産者や酒蔵と密接に連携しながら、観光客一人ひとりに食や産地の魅力を語りかけています。
「この場所を通じて、新潟の食と職、すなわち生産者の情熱を世界へ広めたい」と語る彼の姿には、単なる情報提供を超えた、地域への深い愛情が感じられます。新潟駅西口改札を出てすぐという便利な立地でありながら、温かいおもてなしを受けられる空間は、旅の素晴らしい思い出になるはずです。営業時間は午前10時から午後8時まで、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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