米大統領選アイオワ州党員集会が大混迷!若き星ブティジェッジ氏と激進派サンダース氏が異例のダブル勝利宣言

2020年11月の米大統領選に向け、野党・民主党の候補者選びの幕開けとなる中西部アイオワ州党員集会が開催されました。2020年2月6日の夜にようやく集計が完了したものの、政治の歴史に類を見ないほどの大混乱が巻き起こっています。トップに立ったのは、元インディアナ州サウスベンド市長で38歳のピート・ブティジェッジ氏です。しかし、驚くべきことに勝者はまだ確定していません。

僅差で2位につけた78歳のバーニー・サンダース上院議員とブティジェッジ氏の双方が、なんと同時に勝利をアピールする異例の事態に発展しました。民主党アイオワ州支部が2020年2月6日夜に発表した最終結果によると、ブティジェッジ氏の得票率は26.2%を記録しています。対するサンダース氏は26.1%を叩き出し、その差はわずか0.1ポイントという大激戦となりました。

SNS上では、この劇的な展開に対して「若き新星とベテランの戦いが熱すぎる」「アプリの不具合で集計が遅れたのは前代未聞だ」といった驚きや困惑の声が溢れています。今回の主役となった党員集会とは、市民が直接会場に集まって支持する候補者ごとにグループを作るアメリカ伝統の選出方法です。この重要な初戦で、3位のウォーレン氏は18%、本命視されていたバイデン前副大統領は15.8%と苦戦を強いられました。

ブティジェッジ氏は支持者へ「アイオワで勝利した」と歓喜のメールを送信し、サンダース氏も記者会見で力強い勝利への感謝を述べました。大統領候補になるには、全米の代議員と呼ばれる投票権を持つ代表者の過半数を獲得する必要があります。アイオワ州に割り当てられた41人の代議員のうち、両氏が手にしたのはそれぞれ11人と完全に互角の状況です。

今回の混迷の原因は、集計プロセスの致命的な不手際にあります。米メディアの報道によれば、約1700カ所の会場のうち約100カ所でデータの欠落や深刻な集計ミスが発覚しました。これを受けて民主党全国委員会のペレス委員長は、アイオワ州支部に対して結果の再点検を強く要求しています。

劣勢に立たされたバイデン氏らが公式に再集計を申し立てた場合、正式な勝者の決定はさらに先送りされるでしょう。申し立ての期限は米東部時間の2020年2月7日午後1時に迫っており、一刻を争う緊張感が漂っています。ブティジェッジ氏は「サンダース氏の圧倒的な資金力に対抗するため、さらなる支援が必要だ」と呼びかけ、次戦への警戒を怠っていません。

編集部としては、今回の騒動は民主党の結束力に疑問を投げかける大きな痛手だと感じます。最先端の集計アプリが機能しなかったという失態は、IT大国アメリカとしてあまりにもお粗末な結果と言わざるを得ません。しかし、この混沌が生み出した若きブティジェッジ氏の躍進は、現状打破を望む有権者のエネルギーそのものであり、今後の展開から目が離せません。

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