お馴染みの人気喫茶店「コメダ珈琲店」のあの味が、今や全国の食卓を席巻しています。コメダホールディングスと、あんこ作りの老舗として知られる遠藤製餡がタッグを組んで開発した「コメダ特製小倉あん」が、非常に大きな注目を集めているのです。
この商品は、日経POS情報が発表した2019年の「その他スプレッド」部門で見事に売上1位を獲得しました。スプレッドとは、ジャムやマーガリンのようにパンに塗って楽しむ食品の総称を指します。これまでありそうでなかった「あんこのスプレッド」という新しい選択肢が、多くの人々の心を掴んだと言えるでしょう。
躍進の背景には、コメダ珈琲店が全国へ店舗を広げたことで、名古屋名物の「小倉トースト」が全国区のカルチャーとして定着したことがあります。遠藤製餡がその熱視線にいち早く注目してアプローチを重ね、2018年3月に共同開発という形で待望の発売を迎えました。
発売後の勢いは凄まじく、2019年の来店客1000人あたりの販売金額は、前年の同じ月と比べて約3倍前後という驚異的な数値を維持しています。これは一過性のブームに留まらず、多くの家庭でリピートされている証拠ではないでしょうか。
SNSで大バズり!有名人も夢中になる究極の再現モーニング
インターネット上では、この小倉あんを使った「再現レシピ」の投稿が止まりません。単に「コメダ珈琲」と呟くだけでなく、具体的な商品名のハッシュタグを添えて、美しく盛り付けられたトーストの写真をアップするユーザーが続出しています。
中には、コメダの店頭で実際に販売されている食パンとコーヒーをわざわざ購入し、自宅のリビングで店舗さながらの「モーニング」を完全に再現してみせるタレントも現れ、大きな反響を呼びました。おうち時間を豊かにする最高のアイデアとして、真似する人が後を絶たない状況です。
トレンドの波はトーストだけに留まりません。お店の人気ドリンクである、コーヒーに小豆を入れた「小豆小町」を自宅で作る強者まで現れ、これに応じるように遠藤製餡は小倉あん入りコーヒー「小豆小町 葵」の販売をスタートさせました。
こうした熱狂ぶりを見て、全国のスーパーマーケットなどの小売店も動き出しています。従来のジャムコーナーだけでなく、相性の良いバターやマーガリンの特設棚にもこの商品が並ぶようになり、どこで買えるのか探すファンに向けて売り場の写真をSNSで発信する店舗もあるほどです。
外食の楽しさを自宅に持ち帰るという新しいライフスタイルは、現代の消費者のニーズに完璧にマッチしています。日本の朝食の風景を塗り替える可能性を秘めたこの小倉あんが、ジャムと並ぶ定番調味料として日本の家庭に定着していく未来が非常に楽しみです。
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