中部発・製造業×デジタルで世界を席巻!中経連が仕掛ける「オープンイノベーション」の新拠点とは

2019年07月03日、中部経済界に新たな風が吹き込もうとしています。中部経済連合会の豊田鐵郎会長が語ったのは、これまでの自前主義を脱却し、外部の知見を積極的に取り入れる「オープンイノベーション」の重要性です。この言葉は、自社だけで技術開発を行う従来の手法を超え、異業種やスタートアップと協力して破壊的な革新を起こす戦略を指しています。中部の産業がさらなる高みを目指すための、まさに鍵となる概念と言えるでしょう。

インターネット上のSNSでは「名古屋でもようやくスタートアップ支援が本格化するのか」といった期待の声や、「製造業の土壌があるからこそ面白いことが起きそう」という前向きなコメントが目立ち始めています。豊田会長は、これまでの中部の革新が「狭い範囲」に留まっていたと冷静に分析しました。企業の壁を打ち破り、常識を覆すような連携を生み出すことで、世界的な競争に勝ち抜く強固な体制を構築しようという強い決意が、今回のインタビューからはひしひしと伝わってきます。

多様な才能が自然に混じり合うのを待つのではなく、意図的に「出会い」を創出するのが中経連の新たな役割です。その象徴となるのが、名古屋の栄地区に開設されるイノベーション拠点にほかなりません。志を持つ若者が集い、お互いに刺激を与え合う場所がこれまでの中部には不足していました。この拠点が誕生することで、埋もれていた才能が表舞台に立つ機会が劇的に増えるに違いありません。若き起業家たちが交流する姿を想像すると、胸が高鳴りますね。

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シリコンバレーにはない「ものづくり」の蓄積を武器に

中部の最大の武器は、何と言っても長年培われてきた「ものづくり」の圧倒的な蓄積です。自動車や航空機、精密な電子機器といった分野で世界をリードする現場がここには存在します。これは東京や米国のシリコンバレーですら持ち得ない、地域固有の圧倒的なアドバンテージです。このリアルな産業基盤に、スタートアップが得意とする最先端のデジタル技術を融合させることで、他地域には到底真似できない独自のイノベーションが誕生するはずです。

これまでは基幹産業があまりに強固であったがゆえに、新しい産業を興すスタートアップの振興が後手に回っていた側面は否定できません。例えば福岡市のように、製造業の基盤が限られていた都市は、早くからソフトウェア産業の育成に舵を切り、成功を収めてきました。しかし、2019年07月03日現在の今、中部でも産学官が一体となって危機感を共有し始めています。遅まきながらも本気で動き出した巨人が、どのような変化を遂げるのか目が離せません。

編集者としての私の意見ですが、中部の底力はやはり「現場」の強さにあります。デジタル技術はそれ単体では道具に過ぎませんが、実体のある製造現場と結びついた瞬間に爆発的な価値を生み出すはずです。スタートアップの機動力と大企業の安定した基盤が手を取り合うことは、日本の再成長に向けた最適解ではないでしょうか。中経連がその橋渡し役を担う意義は非常に大きく、この試みが中部の、ひいては日本の未来を明るく照らすことを確信しています。

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