高校バレー界の最高峰となる舞台で、胸を熱くする感動のドラマが生まれました。2020年1月13日に開催された全国高校バレー女子決勝で、東九州龍谷が激闘の末に古川学園を破り、見事に8大会ぶり7度目の全国制覇を成し遂げたのです。試合が決まった瞬間、コート上には歓喜の涙が溢れました。2年連続で決勝の壁に泣いてきた彼女たちにとって、まさに「三度目の正直」で掴み取った悲願の日本一と言えるでしょう。
この劇的な勝利に対して、SNS上でも「これぞ高校スポーツの醍醐味」「粘り強いレシーブに何度も鳥肌が立った」といったファンからの熱い祝福コメントが相次いでいます。連覇を逃し続けた3年間の悔しさをすべてぶつけるような、執念のプレーが観客の心を震わせました。相手チームである古川学園には、圧倒的な高さを誇る絶対的エースのメリーサ・バルデス選手が君臨しており、試合は一筋縄ではいかない壮絶な展開となります。
バルデス選手が放つ、高い打点からの強烈なスパイクは脅威そのものです。ここでいう打点とは、選手がジャンプしてボールをヒットする最高到達点の位置を指します。一般的にこの位置が高いほど、守備側はブロックやレシーブの対応が困難になるのです。しかし東九州龍谷の選手たちは、組織的かつ驚異的な粘り強さを見せるディフェンスで対抗し、相手に主導権を渡しません。
その守備からリズムを作ると、今度は身長162センチと小柄なアタッカーの室岡莉乃選手が躍動します。彼女は相手のマークをあざ笑うかのように、高いブロックのわずかな隙間を見事に打ち抜くスパイクを連発しました。さらに、チームを牽引する主将の荒木彩花選手も負けてはいません。相手の攻撃を瞬時に阻むブロックに加え、セッターとの息の合ったコンビネーションから繰り出す高速のクイック攻撃、いわゆる「速攻」で得点を量産します。
個々の技術だけでなく、戦況を冷静に見極める力こそが彼女たちの強みです。指揮を執る竹内誠二監督も、キャプテンの荒木選手を中心としたチームの結束力を大絶賛していました。ベンチからの指示を待つだけでなく、選手たちがコート内で自主的に判断して動いた結果が、この最高のバレーボールに繋がったと称えています。監督と教え子たちの間に築かれた深い信頼関係が垣間見える、実に素晴らしいコメントではないでしょうか。
私自身の視点としても、今回の東九州龍谷の優勝は、体格差をチームワークと戦術で補うという、日本バレーの理想形を示した見事な勝利だと確信しています。身長の低さを言い訳にせず、知恵と練習量で頂点を極めた彼女たちの姿は、多くの若きアスリートに勇気を与えたはずです。最後まで攻めの姿勢を崩さなかった新女王の誕生により、今後の高校バレー界の勢力図がどのように塗り替わっていくのか、期待が膨らむばかりです。
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