2019年7月14日、新たな一週間が幕を開けました。今週は世界各国の経済指標や重要な国際会議、さらには外交上の大きな節目が重なり、まさに「激動」という言葉がふさわしい数日間となるでしょう。フランスでは本日、華やかな革命記念日の祝典が行われていますが、明日以降のマーケットや政治情勢には緊張感が漂っています。
まず注目すべきは、2019年7月15日に公表される中国の4月から6月期における国内総生産(GDP)です。これは一定期間内に国内で生み出された付加価値の合計を示す、経済の体温計とも言える重要な指標です。米中貿易摩擦が影を落とす中、世界第2位の経済大国がどのような数字を叩き出すのか、投資家たちの視線は一点に注がれています。
SNS上では「中国の数字次第で週明けの株価が大きく動きそう」「景気減速のサインが出るのではないか」といった不安と期待が入り混じった声が飛び交っています。小売総額や工業生産といった実体経済を映すデータも同時に発表されるため、中国経済の現状を多角的に分析する極めて重要な一日になることは間違いありません。
一方、台湾では2019年7月15日に野党・国民党が総統選予備選の世論調査結果を明らかにします。これは今後の東アジア情勢を左右する政局の大きな転換点です。また、アルゼンチンでは同日から17日まで、南米の経済統合を目指すメルコスル首脳会議が開催され、地域間の連携強化に向けた熱い議論が交わされる予定となっています。
巨大IT企業への逆風?米公聴会とデジタル通貨の波紋
アメリカに目を向けると、2019年7月16日からは巨大IT企業に対する厳しい追及が始まります。フェイスブックが構想するデジタル通貨「リブラ」についての公聴会が2日間開催されるほか、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の独占禁止法に関する公聴会も予定され、テクノロジー業界に激震が走る予感です。
「リブラ」はブロックチェーン技術を活用し、世界中で利用可能な通貨を目指していますが、国家の通貨主権を脅かすとの懸念から規制当局の警戒心は非常に高まっています。ネット上では「利便性は高そうだがセキュリティが心配」「既存の金融システムが壊れるのではないか」という議論が過熱しており、今回の公聴会はその試金石となるでしょう。
さらに2019年7月17日からは、パリ近郊で主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が開幕します。デジタル課税や世界経済の下振れリスクが議題の中心になると見られますが、各国の思惑が交錯する中で、協調した姿勢を打ち出せるのかが焦点です。私は、デジタル経済への課税ルール作りは避けて通れない喫緊の課題だと考えます。
日本国内でも重要な動きが続きます。2019年7月17日には6月の訪日外国人客数が発表され、インバウンド需要の勢いが再確認されるでしょう。また、2019年7月18日から19日にかけては、軽井沢で経団連の夏季フォーラムが開催され、日本のトップリーダーたちが今後の経営戦略や日本経済の進むべき道について合宿形式で語り合います。
外交の正念場と国内の物価動向に注視
日韓関係においても、今週は非常に重い意味を持ちます。2019年7月18日は、いわゆる「徴用工問題」を巡り、日本政府が韓国に求めていた第三国を交えた仲裁委員会の設置回答期限です。この回答次第では、両国関係の緊張がさらに高まる恐れがあり、外交上の緊迫感は最高潮に達するものと予測されます。
週末の2019年7月19日には、総務省から6月の消費者物価指数が届けられます。これは家計が購入するモノやサービスの価格変動を示す指標で、私たちの生活に直結するものです。低インフレが続く中で、景気の実感がどこまで家計に波及しているのかを冷静に見極める必要があると、私はこの記事を通じて強く感じています。
経済、政治、そしてテクノロジー。あらゆる分野で既存の枠組みが揺らぎ、新しい秩序が模索されているのが今の世界です。一つひとつの予定が、私たちの未来を形作るピースとなります。この一週間、世界がどのように変貌を遂げていくのか、そのダイナミズムを当メディアでは引き続き注視し、最新の情報をお届けしてまいります。
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