就活に新風!2020年卒の「ウェブ面接」経験者が2割突破。交通費削減などメリットの一方で、学生が抱く意外な不安とは?

就職活動のあり方が、今まさに大きな転換点を迎えています。就職情報大手のマイナビ(東京都千代田区)が2019年07月17日に発表した調査結果によれば、2020年03月に卒業を予定している大学生や大学院生のうち、およそ5人に1人が「ウェブ面接」を経験していることが明らかになりました。前年の同時期と比較すると、その割合は8.7ポイントも上昇しており、急速な勢いでオンライン化の波が押し寄せている様子が伺えます。

今回の調査は2019年06月25日から2019年06月30日にかけてインターネット上で実施され、2092人の学生から貴重な回答を得たものです。これまでは企業の会議室へ直接足を運ぶのが当たり前でしたが、スマホやパソコンの画面越しに対話する「ウェブ面接」は、デジタルネイティブ世代にとって身近な選択肢となりつつあります。SNS上でも「地方就活生には神すぎる」「移動時間がなくて効率的」といった、ポジティブな反響が数多く飛び交っています。

スポンサーリンク

移動の負担を解消する圧倒的なメリット

学生たちがこの新しい選考形式を支持する最大の理由は、何といってもコストパフォーマンスの高さでしょう。アンケートでは、経験者の55.5%が「交通費がかからなくて助かる」と回答しており、経済的な負担の軽減を実感しているようです。また、47.0%が「移動時間を削減できる」点を挙げており、忙しい学業やアルバイトとの両立を図る現代の学生にとって、場所を選ばない面接スタイルは非常に魅力的に映っているに違いありません。

加えて、35.6%の学生が「日程調整がスムーズに進む」と回答している点も見逃せません。ウェブ面接とは、ビデオ通話ツールを用いて遠隔地同士を繋ぐ面接手法を指しますが、これにより企業側も面接枠を確保しやすくなるという相乗効果が生まれています。私個人の見解としても、地理的なハンデを理由に優秀な人材がチャンスを逃すのは大きな社会的損失ですから、このテクノロジーによる機会均等化は、就職活動における素晴らしい進化だと確信しています。

画面越しゆえの悩みと「正当な評価」への懸念

しかし、普及が進む一方で、対面ではないからこその課題も浮き彫りになっています。38.9%の学生は「通信環境に左右される」ことに不安を感じており、映像や音声の乱れが合否に影響しないか神経を尖らせているのが現状です。さらに、35.0%が「カメラと画面のどちらを見れば良いか迷う」と答えており、非対面コミュニケーション特有の難しさに戸惑う声も目立っています。視線の配り方ひとつで印象が変わってしまうため、慣れが必要な部分と言えるでしょう。

より深刻なのは、29.6%の学生が抱いている「自分の個性が正しく評価されるのか」という疑念です。ウェブ面接を今後もっと増やしてほしいと願う層が42.7%存在する一方で、24.8%が否定的な姿勢を見せており、意見は二分されています。私としては、熱意や空気感といった「非言語情報」が伝わりにくい点を企業側がいかにケアするかが、今後の普及の鍵を握ると考えています。利便性だけでなく、心の通った対話の場を作ることが、これからの採用担当者に求められる資質です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました